まずはリチウムイオン電池を置いておく環境に十分注意しなければなりません
　熱いところには絶対置いておかないということです。ストーブなどの近くや炎天下での車のダッシュボードの上などは発火する危険性があります。

　日本でもこのように炎天下での車のダッシュボードにおいて発火事故が毎年あります。車の中は炎天下では5分もすると高熱状態になります。非常に危険ですので絶対に夏場は車の中などに置かないでください。

　リチウム電池の使用時ですが、充電口などは絶対に水などに濡れないようにしてください。充電口が濡れると保護回路がショートし、その後の充電などでの火災などに起こります。実は、この手での保護回路の故障による事故も結構あります。充電口を水で濡らしたときは分からないのですが、その後充電したら非常にリチウム電池が熱くなり、事故を起こす寸前だっというケースがよくあります。
　もし充電口を水で濡らしてしまったときは、すぐに充電池の電源を切り、保護回路を壊さないようにしてください。
　その後の充電で、少しでもリチウムイオン電池が熱くなった場合は直ちに充電をやめて、使用しないようにしましょう。

　次に、リチウムイオン充電池などをカバーで覆わないことです。
　よく見るのは充電池を布のカバーなどで覆っているのをよく見かけます。一見オシャレにめますが、大変危険な状態となりますので、絶対にやめてください。

　あと、一番危険なのは電池に「圧力」をかけることです。




　上の動画は思いっきり叩いて爆発させていますが、実際にカバンの中に入れて圧力がかかり、発火事故につながったというケースがよくあります。満員電車の中でのカバンの中や物の下、落下などいろいろな場面で圧力がかかる場面があります。充電池を選ぶときは、外形の丈夫なものを選び、常に圧力のかからないように使用してください。

　もし、何らかの形でリチウムイオン電池にヒビが入り、中の液が飛びだした場合は火気からすぐに遠ざけてください。電解液は爆発危険物に指定されています。火気に近づけると爆発しますので注意してください。

　リチウムイオン電池は現在は欠かせない充電池となっています。しかし、ちょっと前までは「禁断の電池」とも呼ばれ、取扱いには十分注意しなければならない電池でした。きちんと使用する環境・方法を守って安全に使用しましょう。



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