ブラウザの機能を便利にして、操作性を高めるアドオン(機能拡張)ですが、とあるアドオンが個人データを収集しているということで海外で話題になっています。
その海外で話題となっているアドオン(機能拡張)は「Stylish」というアドオンとなります。
このアドオンソフトはFirefoxやChromeで利用することができ、Webのレイアウトである「スタイルシート(CSS)を自分の好みに変更できるというアドオンです。日本でもこのアドオンの利用者は多く、人気のあるアドオンとなります。
このアドオンが個人データを収集しているという話は1月の初旬から海外で騒がれおり、FirefoxやChromeの機能拡張のレビューでは批判が集まっています。
このアドオンのプライバシーポリシーでは「個人を特定できない形で情報を収集する」ということが書かれており、収集したデータは第三者には提供しないものの、匿名化された収集データについてはパートナーに提供するということで、2017年の1月1日に改定しております。
このアドオンに関しては、前任の開発者から2016年10月「Justin Hindman」という人に所有権が移っており、「Justin Hindman」氏は2017年1月12日にSimilarWebという調査会社に対し収集したデータを提供するということを自身の公式フォーラムで明記しております。
このように、当初の話での「収集したデータは第三者には提供しない」ことが各調査会社は他の開発のパートナーにこのプラグインで収集したデータを提供しており、これに対して、海外では「ユーザーの同意なしに広告を販売しているアドオン」とか「バージョンのアップデートはみなさん行わないように」とか「お金のために収集データを売るのか、恥を知れ」、「このアドオンはスパイウェアの作者が作ったアドオンだ」などといった痛烈な批判が相次でいます。
Chromeの場合、ユーザーの通知なしに自動的にバージョンがアップデートされてしまいます。またFirefoxも設定によってChromeと同様、自動的にバージョンアップを行います。
このように、情報を収集して問題になるアドオンや機能拡張は多いのですが、開発の改善ではないような感じですので、一旦このアドオンを使用するのをやめるのをお勧めします。
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