このニュースは簡単に言うと、「Win8.1/10では製品版のアンチウイルス製品は使用しない方が良い」というニュースです。そのニュースに対し、ユーザー側は賛否両論分かれているようです。この点についてちょっと考えてみましょう。

1月29日のニュースによると、Mozillaの元開発者 Robert O'Callahan氏が発表したニュースで、Microsoft以外のアンチウイルス製品は使用するべきではないということです。この件に関してはGoogleのJustin Schuh氏も同じようなことを言っており、Microsoft以外のアンチウイルス製品は、むしろセキュリティーを低下させると主張していました。
この件に関し、Windowsユーザー側は実際に 「アンチウイルス製品」を使った方がいいのか、また使わない方がいいのかここに来て悩んでいる人が多いようです。実際どうなのでしょうか?
私個人の意見からすると、 「アンチウイルス製品」にこだわらない方が良いと思います。「こだわらない」とはどういうことなのか?ということだと思っている方も多いと思いますが、ちょっと意見を述べたいと思います。決して「使用しない方が良い」ということではありません。

「アンチウイルス製品」の場合、WindowsXPやWindows7時代までの時はインストール必項でした。インストールしなければウイルスの感染の危険度がMAX状態だということです。当然みなさんは分かっていると思います。その意識は「当然」と思って現在のWindows8.1やWindows10を使用していると思います。
特に、 「アンチウイルス製品」に関しては使用していると、なぜか「愛着」らしきものがあり、自分はその「アンチウイルス製品」でなければダメだといった変な考えになってしまいます。他の「アンチウイルス製品」を使用していても、現在使用している 「アンチウイルス製品」に比べて機能が劣るとか使用して重たいとかといった「不満」が先に出てきます。それがWindows8.1以降に機能が強化された「Windows Defender Security Essentials 」などの純正ツールにもその考えが出てきます。

しかし、冷静考えてみるとWindows8.1以降はOSそのものがセキュリティ強化を行っており、 Windows Defender Security Essentials もWiindows標準の「アンチウイルスソフト」として動作しているわけです。
また、Windows8.1以降が対応になっている主要ブラウザもセキュリティ強化に努めています。そのためWindows8.1/10の場合はWindowsXPやWindows7と比べて格段にセキュリティが強化となっているわけです。


今までのウイルスの場合はOSなどの脆弱性を突いて感染していました。しかし最近の「ランサムウェア」などの主要ウイルスはユーザーの操作によってウイルスを感染させることが多くなっています。つまり、 「アンチウイルス製品」でも防ぐことができない状態があるということです。また、ウイルスが発見なり、そのパターンをアンチウイウルス製品のパターンに反映されるまでの時間は製品版でもWindows Defenderでもそんなに変わりません。またウイルスのパターンはどちらもほとんど同じだということです。
実際にWindows8.1/10の場合、製品版のアンチウイルスソフトが原因で逆に不具合が生じる場合もあります。前回のWindows10の大型アップグレードの場合、一部の製品のアンチウイルスソフトがインストールされていると更新に失敗するといったことがありました。また私の経験したことですが、あるアンチウイルスソフトを使用したところ、Firefoxの「マルチプロセス」が無効となり、ブラウザの設定を触っていたという経験もありました。そんなことから製品版のアンチウイルスソフトは逆に「不具合」を起こしやすい場合もあるということが言えると思います。
しかし、やはり使用する側から見て製品版のアンチウイルスソフトは必要ではないか?と思ってしまう部分もあります。結論を言うと、Windows8.1/10は大幅なセキュリティ強化が行われているため、XP時代のように、特定の製品版のウイルスソフトにこだわらない方が良いということだと思います。「製品版のセキュリティソフト」は「必項」ではなく、「一つのツール」だという考えにした方がよいでしょう。使用していて何か問題が発生した場合が他の製品版のアンチウイルスに乗り換えるか、Windows Defenderなどの標準を使用するかなどいろいろ少し試して、各ユーザー最善の方法を見つけ出すというのが良いと思います。ただし、他を試す場合はOSの部分の設定なども変わったりするため、万が一のために備えてシステムのバックアップや復元ポイントの作成を必ず行ってください。

今回のニュースは「製品版のアンチウイルス製品は全部悪い」といったニュアンスですが、製品版も良いところはたくさんあり、プログラムも随時改善しているはずです。当然、不具合の箇所も直っています。製品版の場合、各ユーザーの声が製品の改良に反映されていますので、やはり「製品版のアンチウイルス製品は全部悪い」とは言い切れないのですが、使用するものを選択するのは私たちユーザーです。
セキュリティの品質・快適度・使いやすさなど総合的な評価で使用していると思いますが、やはり、その製品に対してのこだわりは行わず、時と場合によっては乗り換えるといったことも必要かと思います。
Windows8.1/10のセキュリティの強化とアンチウイルスのソフトの愛称をよく見なければならないかもしれません。



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