
前回お伝えした日本語の不審メール(ウイルス付き)ですが、一旦弱まったものの、またここにきて活動が活発になり、注意が必要です。

前回の記事は以下のリンクです。
【超緊急!】不審な日本語メールに注意【ランサムウェア拡散】
http://blog.livedoor.jp/zeropasoakita/archives/12226751.html
この不審なメールはどうやら毎週火曜日に活動が活発になっており、警視庁でもツイッターなどで呼び掛けています。
警視庁犯罪抑止対策本部
https://twitter.com/MPD_yokushi
警察庁
https://twitter.com/NPA_KOHO
なぜ、今回このようなSPAMメールが再び多くなってきたのでしょうか?私なりの予想ですが、ネットワークのIPV6化によって現在のSPAM対策は効果がない状態になっていると思います。
私もこの件に関しては専門家でもなんでもないので、もし、理論的に間違っていたら大変ですので、あくまでも「私の考え」としてとらえて下さい。
今までのネットワークの場合、みなさん分かっているとおりIPv4形式が主流でした。IPv4の場合、IPアドレスの形態はAAA.BBB.CCC.DDDといった形式で、そのIPアドレスによってDNSのドメイン名などを逆引きすることができました。そのため、各プロバイダーではSPAMなどのメールがある場合、このIPアドレスとドメイン名でSPAMフィルターをかけていたわけですが、スマホの普及やIoT機器の普及などネットワークもIPv4接続からIPv6の接続が主流になりつつあります。
しかし、各プロバイダーのSPAMフィルターはIPv4の情報しか持っていないため、IPv6で接続されてしまうとSPAMフィルターが機能しなくなと思います。また、IPv6接続の場合、問題なのはIPアドレスを特定するのがIPv4に比べて難しくなるいうことです。
以上のことから、私の予測ではおそらくパソコンからのSPAMメールの配信ではなく、タブレットなどの移動媒体からの配信になっているのではないかと予想されます。
また、毎週火曜日に発生しているとすれば、時差的な問題で、本来であれば現地時間で月曜日に配信されている可能性があります。つまり、日本語を装っていますけども、海外からの発信と考えられます。
いずれ、ここ数週間毎週火曜日に発生しているのは事実ですので、注意が必要だと思います。
また、不審なメールは絶対に開かないようにして、場合によっては相手に確認を取るということを心がけてください
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