sisnai

 あの忘れられない日本最大の地震「東日本大震災」から丸10年が経過します。震災当時はこの先どうなるかという不安だけがありましたが、気付けば10年あっという間だったと思います。
 震災後は日本全国で防災意識が高まりましたが、10年が経過してしまうとやはり防災・減災意識が薄れてきます。
 最近では「南海トラフ」や「関東大震災」が次に起きるという事実がありますが、いつ起きるか分からないため、やはり意識として心の隅には「大丈夫だろう」といった考えがちになってしまいます。
 しかしここ数日間、関東地方では地鳴りなどの報告が多数あり、地震との関連性は分かりませんが、地震に対する「いつでも起こるという意識」をもった方が良いと思います。
 地震に関しては、やはり揺れの情報が必要となります。そこで、今回は防災・減災意識を高めてもらうために、地震の情報を発信してくれているサイトをご紹介しましょう。

防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網というサイトで、URLは次の通りです。
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http://www.hinet.bosai.go.jp/

 ここでは、発生した地震に関する情報や、各地域の地震波形を閲覧することができます。
 利用する際に気を付けなければならないのは、波形画像などはすべて防災科学技術研究所の著作権になるため、二次配布などは絶対に行わないようにしてください。あくまでも個人での閲覧のみとなります。
 このブログではこの過去の地震波形を閲覧することにように少しでも地震に関する防災・減災に役に立ててもらいということから今回紹介しています。
 自分の地域の地震の波形を見るには、メニューの「震源情報/連続波形画像」を選択し、「連続波形画像」を選択してください。
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 すると、検索日時や場所を指定できますので、指定して「検索」を押します。今回は東京都を検索してみましょう。

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 地震計を設置している箇所が出てきますので、地図上の観測点をクリックします。
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 そうすると、下のような地震波形が閲覧出できます。
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 地震波形は現在時刻から2時間前以前の波形が公開されています。小さな微動地震が多発している場合は要注意といったような感じで、少しでも大きな地震がくるのを自分なりに予想できると思います。それにより、いざ地震が起きた場合のその後の行動などにも良い意味での影響(素早く非難できたり、地震による火災を予防できるなど)がでてくると思いますので、この3.11で起きた悲劇を二度と繰り返さないように、もう一度みなさん地震に関する防災・減災意識をしっかり持ってください。