
みなさん「ポケコン」をご存じでしょうか。おじさん世代は一度は使ったことがあると思います。しかし、今の若い世代はさわったこともない人が多いと思います。
今回はこの昔なつかし「ポケコン」を体験できるエミュレーターをご紹介しましょう。

ポケコンは1980年代に使われた「ポケットに入るコンピュータ」です。
といっても現在のスマホのように多機能なものではなく、「プログラムもできる高度な電卓」といったような感じです。 プログラミングはインタプリタ言語である「Basic」言語で、プログラミングを行って即実行処理が可能でした。
使用方法は技術関係から工事関係 まで幅広く使われていました。当時はパソコンが非常に高価だったため、簡単に持ち運べるコンピュータとして人気がでました。
作成したプログラムの保存はカセットテープが使われていました。そのため、作成したプログラムを保存したり、逆にカセットテープからプログラムをポケコンに取り込み、使用していたというわけです。
ポケコンの代表のメーカーはSHARPでしが、その他にもCASIOなど数社が作っていました。今では需要がなくなったため、新品として販売していませんが、まだこのポケコンは根強い人気があるため、オークションサイトなどでもさかんに取引されています。
この「ポケコン」ですが、簡単にプログラムを作れたり、高度な計算ができるため、今となってもとても便利なものです。しかし、いざ購入するとちょっとと言う人のために、今回このポケコンを体験することができるエミュレータをご紹介しましょう。
PockEmulというエミュレータです。公式サイトがフランス語ですのでGoogle翻訳で開いた方が良いでしょう。
http://pockemul.free.fr/

なお、プログラムは下記からダウンロードできます。
https://github.com/pockemul/PockEmul/releases
使用できるOSはWindows・Linux・OS X・Androidとなります。
ダウンロードして起動すると、さまざまなポケコンの画面が出てきますので、気にいったポケコンをクリックしてください。そうすると、そのポケコンのエミュレータを行うことができます。


使用する場合はポケコンの電源ポタンをクリックして「ON」にしないと使えませんので、そこは注意してください。
また、ホイール・スクロール操作で拡大・縮小し、隅部分をクリックすることで側面側が表示されます。
文字入力はポケコンのキーをクリックするか、キーボードから直接入力することができます。ただし、日本語のカナ入力はできません。
SHARPのポケコンの場合、プログラム(BASIC)の場合、RUN MODEとPROGRAM MODEがあります。PROGRAM MODEはプログラムを入力していくモードで、RUN MODEは入力したプログラムを実行するモードです。
さまざまなポケコンを体験できますので、興味がある人は一度試してみてください。
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