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 現在生活で欠かすことができなくなった携帯電話ですが、昔とは違いどこでも電話が出来る便利な時代になったと感心してしまいます。
 今日はちょっとこの「携帯電話」についてちょっとした豆知識をご紹介します。
 この携帯電話ですが、実は相手の電話の声は「ウソ」の声であるということをご存じでしたでしょうか?
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 えっ!と思う人が多いと思いますが、実はこの携帯電話の声は本人の声ではありません。合成で作られていたのです。実際、携帯電話を使っている時に、なんか相手の声が少し違うな~と違和感を感じたことがありませんか?その違和感は実は違和感ではなく、実際声が本物と違うのです。
 簡単に説明しましょう。まず、固定電話と携帯電話の大きな違いは固定電話は「アナログ方式」、携帯電話は「デジタル方式」です。アナログ方式は音の波形を直接伝えます。一方、デジタル方式は電気信号、つまりON(1)とOFF(0)を使って通信を行います。

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http://zeropaso.gozaru.jp/skisogai1.html
 アナログ方式の特徴は「ファジー(あいまい)な部分がそのまま伝えることが出来ます。その反面、波形を使って送られるため外部の要因に左右されやすいため、ノイズや損失が発生し遠くまで伝えることができません。一方、デジタルはつまりON(1)とOFF(0)で送信されるため、ノイズなどの影響を受けにくく、遠くまで伝えることができます。しかしこのデジタルの最大の弱点はアナログ方式の特徴である「ファジー(あいまい)」を表現することができないのです。
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 人間の声は波形で出来ており、人によって声がすべて違います。この波形をデジタルで送るというのは非常にむずかしいということになります。
 ではどうやって携帯電話は相手の声(に限りなく近い)を再生しているのかと言いますと、実は携帯電話の中で、人の声を音声の辞書に照らし合わせて限りなく近い辞書のデータを相手の携帯に瞬時に送っているのです。それも0.02秒ごとに送られており、相手側の携帯はその辞書のデータを基にして音声に復元して声を伝えているのです。この声などの音声データの辞書を「コードブック」と言います。
 
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 ここで、ちょっとした疑問があると思います。CDなどもデジタルなのに、どうしてこんな面倒なこをとやって、しかもウソの声を相手に伝えなければならないのかということです。CDなどは録音した音がそのままなので、同じことをすれば良いのではという考えの人も多いと思います。

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 実は、デジタルの最大の欠点はアナログ方式をデジタル方式に変換した場合、データ量がものすごく大きくなるということです。CDなどはハードウェアでデジタルをアナログに高速変換しているので問題ありませんが、携帯電話はこのデジタル信号で通信を行わなければなりません。(電話している時も、実は通信を行っているのです。)データ量が多すぎると、相手に伝わる間隔は非常に長くなり、使い物になりません。そのため、相手に瞬時に音声を伝えるためにこの方式を使っているのです。

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 現在使用している「コードブック」のデータは約40億~50億個あり、これを瞬時に高速で組み合わせて相手の声に近い声を表現しているわけです。

 携帯の通信規格で3Gや4G、LTE、VoLTEなどがありますが、これは通信速度は速くなるといった規格だけではなく、同時に音声データの辞書「コードブック」のデータも増えており、より相手に近い声が実現できるといったことでもあります。
 
 現在、この技術は携帯電話がメインで行われておりますが、将来のヒューマニズムロボットなどでもこの方式を採用しようとしています。