INTERmukasi

本日は過去の記事を再掲載いたします。

 現在のインターネット閲覧の環境は快適になり、どの人も手軽にインターネットを楽しむことができます。
 しかし、ひと昔前まではインターネットというのはある意味「特別なもの」であり、ホームページを見るのもある意味ひと苦労なところがありました。今回はそんな昔のインターネットのあるあるネタをご紹介します。
1.インターネットを見るためにWindows95を買った
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まずインターネットを見るはこのWindows95を導入しなければなりませんでした。すべてのインターネットを閲覧するにはここから始まります。逆に言うと、インターネットを見たいためにWindows95を購入した人も多いのではないのでしょうか。

2.インターネットを見るには午後11時以降
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 昔のインターネットの接続は通常の電話回線で、通話と同じ1分○○円という世界でした。しかし、NTTのサービスで午後11時から翌朝8時までは「テレホーダイ」というサービスがあり、これに加入しているとこの時間はいくら接続していても無料だったため、ユーザーは午後11時を狙ってインターネットに接続していました。

3.インターネット接続は近くのアクセスポイント
 
2の項目と似ていますが、インターネット接続には「アクセスポイント」というのがあり、そのアクセスポイントにモデムで電話をかけて接続しなければなりません。そのため、電話料金を少しでも抑えるために近くのアクセスポイントに接続していました。

4.アダルトサイトを見るとダイアルQ2や国際電話にかかってしまい、高額請求される。
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ダイアルQ2とはNTTのサービスでこの電話を使って情報を提供するサービスです。しかしこの情報料は結構高く、特にアダルトサイトなどで使われていました。好奇心からアダルトサイトを見ようとすると、マルウェアがインターネット接続の電話番号を書き換え、このダイヤルQ2や国際電話などに接続するようにしてしまうといった被害が多発しました。ユーザーは知らずに接続してしまうため、後から電話代の請求が何十万になったといったことがよくありました。


4.怪しいサイトに行って、ブラクラを踏む

 ブラクラとは「ブラウザクラッシャー」の略です。
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 ちなみに、ブラクラとは下の記事で体験できます。

【昔なつかし】恐怖のブラクラその1【閲覧注意】
http://blog.livedoor.jp/zeropasoakita/archives/8056180.html#more

 この「ブラクラ」に引っかかるとコンピュータがフリーズを起こし、電源ボタンを押して再起動をしなければならないわけですが、再起動時にきちんと起動できるかどうかすごくドキドキします。昔のパソコンは今と違いハードディスクの耐久性が弱く、電源ボタンを押して再起動するとディスクエラーになるということがよくありました。

5.ホームページの推奨環境は1024X768 16ビット
 昔のホームページは電話回線を使用していたため、余計な色などは使えませんでした。また画像も極力軽くするために画質も荒く、32ビット環境にしても無駄ということで、ほとんどは16ビットカラーが推奨環境でした。

6.インターネットに慣れてくるとIEからNetscape Navigator
NetscapeNavigator

 インターネットの始まりのブラウザはIE(インターネットエクスプローラー)ですが、インターネットに慣れてくると、Netscape Navigatorにブラウザを変更する人が増えました。Netscape Navigatorを使う=上級者という一種の変なステータスがあり、そのためNetscape Navigatorを使用するユーザーが多くなり、一時的ですが世界中の約9割近くのシェアまで拡大したこともありました。

7.インターネットを使うと電話が使えない。
 インターネットは固定電話のアナログ回線を使用しているために、インターネットを使用していると、固定電話が使えませんでした。昔は携帯電話などがなかったため、通信手段は固定電話オンリーであったため、インターネットを使っていると、大事な電話が話し中によりかかってこないといった問題や、家の人が電話を使えないといった問題が各家々で起こっていました。

8.インターネット環境をよくするために、雑誌の付録のCD-ROMを活用。ある意味宝物

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 昔はインターネットからソフトをダウンロードと言うのはほとんどなかった時代で、インターネット環境をよくするための一つのツールとして雑誌のCD-ROMというのがありました。特にインターネット接続に関するソフトなどは体験版など重宝したものであり、そのCD-ROMを集めるといったある意味趣味的なところにもなり、付録CD-ROMの数が多いほどインターネットの上級者といったステータスにもなりました。


9.ホームページの検索はキーワードではなく自分でカテゴリーから見つける
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 昔のYAHOOやGoogleなどは現在と違い、キーワード検索というのはあまり検索できず、ホームページも「カテゴリー」として登録されていました。ユーザーは自分に合うカテゴリーからホームページを探さなければなりませんでした。ホームページ運営者はYAHOOなどのカテゴリーなどに登録されることが一種のステータスであり、アクセスアップの登竜門といったこでありました。

10.怪しいサイトは「IIJ」サーバーのサイトが多かった
 
今はほとんどなくなりましたが、怪しい情報を提供する「アングラサイト」や「エロサイト」などはなぜか「IIJ」を使ったサイトは多く感じられました。逆に言えば、それだけ当時は「IIJ」サーバーは人気があったということだと思います。

 まだまだありますが、今回は昔のインターネットあるあるネタを10個ご紹介しました。