Win10CREATIR01
 Windows10 Creators Updateが少しづつ各ユーザー配信され、Updateに伴うトラブルも少しずつ出てきているようです。使用環境によっては問題なくアップデートできた人とトラブルに悩まされている人とに分かれているわけですが、ほとんどのトラブルの原因はハードウェアドライバの
互換性の問題が原因となっています。
 そんな中、今回のWindows10 Creators Updateトラブルでどうにもできないトラブルに遭遇し、悩まされている人も多いということがわかりました。
 Windows10 Creators Updateの途中でブルースクリーン0x0000007B INACCESIBLE BOOT DEVICEが発生しているということです。

0X7B
 この「0x0000007B」のエラーコードはブート領域が正しく設定されていないというエラーで、このエラーが起きることによって、再起動ができなくなったというトラブルです。
 この「0x0000007B」を解消するには、ブート領域を回復しなければなりません。
 この現象のひとつの原因として外部記録領域(USBメモリやSDカードなど)を接続したままWindows10 Creators Updateを行ってしまったということがあります。
 その場合の対処方法としては、現在接続されている(USBメモリやSDカードなど)を一旦外してから「スタートアップ修復」や「自動修復」を行うと、エラーが修正される可能性があります。
 ただし、「スタートアップ修復」や「自動修復」を行う場合、1回だけではどうやら修正できないようですので2~3回行ってみてください
 また、外部記録領域には当然ポータブルハードディスクなどの外付けHDDやSSDなども含まれるため、すべて一旦取り外してから行ってください。

 もう一つの原因としては、何らかの段階で「ブート領域」を破損してしまったことが挙げられます。今回のWindows10 Creators Updateではどうやらブート領域も変更しているようで、それにより何らかの原因で書き込み失敗してしまった可能性があります。
 その場合も先ほど同様「スタートアップ修復」や「自動修復」を2~3回繰り返すことによって修復できる可能性があるようです。それでも修復できない場合は手動でブート領域を修復しなければなりません。
 この場合は、まずはインストールディスクが必要になります。MicrosoftのページからISOファイルをダウンロードし、そのファイルをDVDにイメージ書き込みをする必要があります。まずは、インストールディスクを他のパソコンで作成し、用意してください。


Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード - Microsoft

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

 インストールディスクを作成したら、起動しないパソコンにインストールDVDを入れ、DVDドライブから起動します。この時、必ずセキュアブート無効にしてください。
Windows10SETUP1

 インストールの種類を入力する画面が出たら、「次へ」を選択します。
 Win10SETUP02

「今すぐインストール(I)」という画面が出たら、左下の「コンピュータを修復する(R)」を選択します。
 Win10setup3

 「オプションの選択」で「トラブルシューティング」を選択します。
 「トラブルシューティング」の「詳細オプション」を選択します。
Win10Setup4

  その中に「コマンドプロンプト」がありますので、選択します。
 
コマンドプロンプトが出てきたら、次のように入力し、Enterを押してください。
bootrec /Rebuildbcd
bootrec /fixboot

入力が終わったら、再起動します。

もし、この方法でもダメだった場合やbootrecコマンドが失敗してしまう場合は、本格的な修復が必要になります。この操作はBCDファイルの削除と復旧方法になります。
 
先ほど同様、インストールDVDからコマンドプロンプトを起動します。
diskpart と入力します。
diskpart> とプロンプトになりますので、次のように入力してください。

list volume
DISKPER

 そうすると、現在のドライブの一覧が出ます。この中から、FSの項目が「FAT32」でinfoの項目が「システム」となっているものを探します。そのVoluneの番号が上の画像のようにVoluem4である場合、

select volume4と入力します。(select volume (ボリューム番号) )

次にassign letter=b: と入力します。

このassign letter= の次はドライブレターを指定しています。Gドライブとしたい場合は

assign letter=g:

とします。
そして

exit

と入力します。

次に、先ほど指定したドライブレターを入力します。

例として「b:」としましたので

b:

と入力します。
以下はこの通り入力していってください。ただし、「b:」の部分は他のドライブレターに指定した場合はそのドライブレターに置き換えて入力してください。

cd /d b:\EFI\Microsoft\Boot
ren BCD BCDWK.bak
bootrec /Rebuildbcd
bootrec /fixboot
bcdboot c:\Windows /l ja-JP /s b: /f ALL
exit

入力が終わりましたら、スタートアップ修復を2回行ってください。

 今回の0x0000007B以外のコード(0x80073712、0x800705B4、0x80004005、0x8024402F、0x80070002、0x80070643、0x80070003、0x8024200B、0x80070422、0x80070020など)でのトラブルの場合はMicrosoftから修復ツールが出ておりますので、それを利用してください。
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