セキュリティソフトで世界中でもユーザー数が多く、日本でも使用されている「Webroot」のセキュリティソフトですが、今回のアップデートで深刻な事態になっているようで、使用しているユーザーは修正リリースが出るまでは一旦使用を中止してください。
「Webroot」のセキュリティソフトは家電量販店でパソコンを購入した場合などにもインストールされているソフトで、クラウドを使ってのスキャンを行うためとても軽く、ユーザー数も上昇しているセキュリティソフトです。
このソフトですが、4月24日の更新時に大変な不具合を起こしているようで、世界中でも話題となっています。
その不具合というのは、コア部分のWindowsシステムファイルを誤って悪意のあるファイルとみなし、スキャン時にファイルを削除してしまうというものです。
これは、Webrootアンチウィルスサービスは、Microsoftが署名したものを含むきちんとしたWindowsファイルを、 W32.Trojan.Gen(一般的なマルウェア)として検出してしまい、スキャン削除対象になってしまったようです。
また同時に、ソーシャルネットワークサービスをフィッシングウェブサイトと認定し、セキュリティソフトがFacebookなどのSNSへのアクセスをブロックしてしまうという不具合もあるようです。
この現象はアップデート配信から約15分後には一旦中止しましたが、それでもアップデートを行ってしまったユーザーは世界中でも多く、現在混乱状態が起こっています。
コア部分のWindowsシステムファイルが削除されると、Windowsは使えなくなり、システムの復元を行わなければなくなります。また、システムの復元を行っても、またセキュリティソフトがスキャンすると、またコア部分のWindowsシステムファイルを削除してしまうため、修正がでるまでは使用を一旦中止してください。
現時点では修正プログラムの配信はまだ未定だそうです。
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