INTEL01
 IntelのSkylake/Kaby Lakeプロセッサにマイクロコードのバグが見つかったということです。

 今回問題になったバグはdebian-user/debian-develメーリングリストへの投稿から発覚したものであり、マザーボードの機能である「Hyper Threading Technology(HTT)」の機能を有効にしていると、特定の状況下で予測できない誤動作を起こし、アプリケーションとシステムの誤動作、データの破損、データの消失、データの不整合が起こるということです。


debian-user/debian-develメーリングリスト

 対象のCPUはSkylakeとKaby Lake Intel Coreプロセッサー(デスクトップ、ハイエンドデスクトップ、組み込み/モバイルプラットフォーム)、Xeon v5とv6サーバープロセッサー、そしていくつかのPentiumモデルが対象となっています。

 Intelのドキュメントでは次のように説明しています。
 
Intelのドキュメント(PDF)

 (Google翻訳で翻訳)
複雑な微細アーキテクチャ条件下では、AH、BH、CHまたはDHレジスタとそれに対応する幅広いレジスタ(AHの場合はRAX、EAXまたはAXなど)を使用する64未満の命令の短いループは、予期しないシステム動作を引き起こす可能性があります。 これは、同じ物理プロセッサ上の両方の論理プロセッサがアクティブである場合にのみ発生します。


 この問題を解決するには、マザーボードのBIOS / UEFIアップデートを行う必要があります。
 その間はHyper Threading Technology(HTT)を無効にすることで、この問題を対処することができるということです。

 なお、BIOS / UEFIのアップデートの方法に関しては各社異なりますので、必ずメーカーのホームページを確認してください。また、BIOS / UEFIのアップデートに関しては、失敗するとパソコンが起動しなくなり、ただの「箱」になる危険性があります。必ず、アップデートを行う前の注意事項等も必ず読んでから実行してください。