Win7

 Windows7の延長サポートが2020年1月14日で終了となります。Microsoftでは「Windows 10」への移行への活動を今月から積極的に行うことを発表しました。
WinXPlogo
 前回のWindowsXPの終了からサポート継続のOSへの乗り換えについては、ほとんどの企業やユーザーが行いましたが、それでも全体の約10%はまだWindowsXPを使い続けているといる調査結果が出ています。移行できない理由の多くが、ハード購入の金銭的な問題(パソコンだけでなく、XPを使用している生産機械なども含む)やソフトウェアなどの資産の移行の難しさなどがあります。
WIN8

 ほとんどのユーザーや企業はOSの乗り換えを行ったわけですが、そのほとんどがWindows8.1ではなくWidnows7を選択しました。その理由は、Windows8.1の前のWindows8の評判が少々悪かったことです。スタートメニューの不便さやデスクトップの呼び出しの手間など、従来のWindowsXPからの画面構成などのULがあまりにも変化しすぎたことが挙げられます。Windows8の場合はモバイル環境を意識して作られたOSなので仕方がない部分もありますが、ほとんどのユーザーがWindowsXPの画面に近いWindows7を選択したわけです。
 MicrosoftではWindows7やWindows8.1の延長サポート終了の対策としてWindows10への無料移行を行いましたが、一般ユーザーはWindows10への移行を行ったものの、企業レベルではほどんどそのままWindows7を使用しているということになってしまったようです。
 今回、Windows7の延長サポートによるWindows10への移行への呼びかけをMicrosoftでは行っていますが、企業の約3割は移行への具体的な対策が未定、もしくは移行する予定がないという調査結果も出ています。

 Windows7の延長サポートが約2年半で終了となります。人によっては「まだ2年半もある」と思う人もいると思いますが、時間はあっという間に過ぎてしまいます。ぜひ、今後のためにも、Windows7のユーザーはWidows10への移行作業や導入などそろそろ真剣に考えてください。

 Windows10への移行を検討するにあたり、まず考えなければならないのがハードの問題です。現在のハードウェア(特にドライバソフト)がWindows10の対応になっているか調べる必要があります。Windows10の場合はドライバソフトが対応になってないと不具合が発生する可能性がありますので、その場合は今後のことも考えてハードウェアの購入も検討する必要が出てきます。
 次に、ソフト資産がWindows10に対応になっているかという点です。ほとんどの場合は対応できますが、一部組み込みのプログラムや業務ソフトなどは対応になっていない場合もあります。その場合のソフト資産のバージョンアップや再構築など対応を考えなければなりません。
 これらのことをすべてクリアするためにはやはり、2年半というのは「すぐ」であり、時間がありません。
 ぜひこの機会に準備を開始した方が良いと思います。