
本日7月12日は定例のアップデートの日ですが、今回は非常に重要なアップデートとなります。
今月のパッチは特に企業向けのWindowsの深刻な脆弱性の修正パッチが含まれています。企業関係者は必ず実行してください。 今回見つかったWindowsの脆弱性は、NT Lan Manager(NTLM)の脆弱性です。NTLMはWindowsOSとスタンドアロンシステムを実行するシステムを含むネットワークで使用される古い認証プロトコルです。このWindows NTLMを使用することにより、ハッカーは新しいドメインの管理者アカウントを作成し、ドメイン全体を制御することが出来てしまいます。いわゆる特権昇格の脆弱性となります。

現在の通常のLANはWindows 2000以降はKerberosに置き換えられており、ネットワーク上のセキュリティは強化されておりますが、依然としてNTLMはMicrosoftによってサポートされており幅広く使用されています。

MicrosoftではこのNTLMには脆弱性が存在していることを確認しており、NTLMの利用を推奨していませんが、実際に各企業で、NTLM方式を使用しており、バージョンの異なるWindowsのLANのやり取りなどに使われております。
特にLANなどアカウント情報を集中管理しているドメインコントローラにログオンを行ったり、共有フォルダや共有プリンタなどにアクセスする際にこのNTLMは使われており、集中管理を行っているホストのOSが実際に古いWindowsのバージョンを現在使用しているところが多いため、LAN形態をNTLMにせざるを得ないというのが現状です。
今回見つかった脆弱性が使用されることによって、企業内のLANのドメイン情報やユーザー情報・パスワード等が盗まれる可能性があります。被害が出ないうちに、今月のアップデートは必ず行い脆弱性をなくするようにしましょう。

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