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 本日はちょっとした素朴な疑問にお答えします。
 パソコンなどを選ぶときに、よく見るのがCPUの種類です。特に最近ではintelのCPUが多く使われていますが、いまいち性能が良く分からない人が多いと思います。そこでintelのCPUについての見方を説明しましょう。
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 最近のintelのCPUはCore i3 i5 i7 といったCPUが使われています。感覚ではCore i3よりもi7の方が性能が良いと思っている人も多いと思います。このCore i3 i5 i7の違いはどういう違いがあるのでしょうか?

 詳しいデータは記載しませんが、簡単に言うと、Core i3はローエンド向けで、主にエクセル・ワードなどの作成やウェブ閲覧を中心に使用し動画編集や写真加工・ゲームなどを行わない向け用のCPUとなります。

 Core i5はミドル向けのCPUでちょっとした写真加工や専用のソフト、ウェブで動画閲覧中心を行うなど、パソコンに慣れてきた人向けのCPUと言えます。

 Core i7はハイエンド向けで主に動画編集やゲーム、写真加工・プログラム開発など高スペックが必要な処理向けのCPUでパソコン1台ですべてのことを行う必向け、すなわちパソコンの達人向けのCPUと言えます。

 CPUの処理に欠かせないものとして、プロセッサのコア数やスレッド数、2次キャッシュの容量などがありますが、その性能がCore i7が良く、次に Core i5、一番低いのがCore i3 となります。

 そうなると、Core i7と表記されているのものであればすべて高パフォーマンスとなると思ってしまいますが、実はもう一つ注意しなければならないことがあります。
 
 同じCore i7でも性能に大きな違いがあります。
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 CPUには「世代」というものがあり、この世代の数字が大きいほど性能が良くなっているということになります。つまり同じCore i7でも世代が低いと世代が高いCore i3よりも性能が劣ってしまいます。
 
 通販などのCPUの欄をよくく見ると「Core i7」の次に3桁もしくは4桁の数字が書いています。この数字が世代を表しています。

 数字が3桁の場合は第1世代、つまりCoreシリーズの一番古い世代のCPUとなります。第2世代から4桁となり、頭の数字が世代を表しています。ちなみに最新の世代は第7世代となり、7000番台となります。

 また、サイト等によってはCPUの開発コードネーム等で記している場合があります。その対比は次の通りです。

第7世代    Cannonlake (7000番台)  
第6世代    Skylake  (6000番台)  
第5世代    Broadwell  (5000番台)  
第4世代    Haswell  (4000番台)  
第3世代    Ivy Bridge  (3000番台)  
第2世代    Sandy Bridge  (2000番台)  
第1世代    Nehalem  (3桁台)  

 また、CPUによって、この3桁もしくは4桁の数字の後ろにアルファベットがついています。このアルファベットにも意味があります。

 アルファベットがないCPUは通常のCPUです。「K」の場合はマザーボード等でオーバークロックが可能なCPUとなります。
 「S」は省電力用のCPUです。この「S」よりもさらに省電力にしたいわゆる「超省電力」のCPUには「T」が付きます。
 つまり、同じ数字でもこのアルファベットが付くことにより性能が変わってきます。
 性能の良さは良い順から K 無印 S T となります。

 パソコンを購入するにあたって以上のこをと覚えておくと、このCPUが本当に性能がよいかどうかきちんと見分けることができます。ぜひ覚えておきましょう。