今回秋に予定されているWindows10 Redstone3 FallCreatorsUpdateですが、いろいろな機能が追加されたり、また反対に非推奨されたりという話題がいろいろありました。
しかしこれらの話題に上がってこなく、地味にリニューアルするものがあります。それは「CMD.EXE」です。
「CMD.EXE」は「コマンドプロンプト」です。MS-DOSからWidnows時代に入り、ずーっと地味に屋根裏のように扱われ、地味に他のアプリとは違い変化することなく、今まで変わることなくWindowsのアプリの片隅にひっそりとあるとても重要なアプリです。
先日のRedstone2の更新の時に、「コマンドプロンプト」から「パワーシェル」にWindows10のデフォルトが置き換わり、「コマンドプロンプトがなくなった」という大反響がありました。しかしコマンドプロンプトはなくなったわけではなく、ひっそりと「CMD.EXE」として存在していたのです。
今回のWindows10 Redstone3 FallCreatorsUpdateでこのコマンドプロンプトは実に20年ぶりに変化します。
何が変化するのかと言いますと、機能などはそのままです。変わるのは「色」です。
なぜ「色」かと言いますと、今までのコマンドプロンプトは20年前のCRTデスプレィに合わせた色彩を使用しています。
しかし、この20年の間、ディスプレイはCRTからTFT LCD、最近は4Kディスプレイと技術が著しく進化しました。また、コントラスト比、解像度が大幅に変化したこともあり、今までコマンドプロンプトが使用していた色彩は逆に現在のディスプレイでは見ずらくなってしまいました。
今回のWindows10 Redstone3 FallCreatorsUpdateでこのコマンドプロンプトのカラースキームを大きく改善し、現在のディスプレイに合った見やすい色彩(24bit化)にしたとのことです。
この新しいコマンドプロンプトはWindows 10ビルド16257から採用されます。
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