AMD01

 前回はIntelのCPUについて記載しましたが、もう一つの大きなCPUメーカーにAMDがあります。
現在はIntelが大きなシェアを持っていますが、AMDがこのシェアを奪おうとしており、最近ではシェアが拡大しております。
 今回はこのAMDのCPUについて記載します。
AMD02
 AMDのCPUは以前は「マニアックな人が使用するCPU」というイメージが強かったわけですが、最近では高性能なCPUが次々と登場し、各メーカーもこのAMDのCPUを使用するところが増えてきました。
 特に、今年に発表された最新のCPUはIntelを抜く素晴らしいCPUを発表し、世界中で話題となりました。
 
 AMDのCPUの分類についてはIntelとは少々違います。
 Intelは性能のレベルで分類されていますが、AMDの場合は性能で分類するのではなく、用途・世代・GPU(グラフィック性能)の有無でブランドを分けています。
 AMDはこのGPU(グラフィック性能)搭載のCPUの性能が良く、一般的にこのGPU搭載のCPUを「APU」と呼びますが、このAPUの技術はAMDがトップとも言われています。
 APUのGPUメモリ領域はメインメモリの領域を使用するため、通常のCPUよりもメモリを搭載しなければなりませんが、その反面、CPU上でGPU処理を行うため非常に安定性があります


 AMDのCPUの仕様の名称はIntelとは少々異なります。
 Intelでターボブーストの名称の場合、AMDではTurbo CORE(ターボコア)と呼びます。
 このターボコア(ターボブースト)はマシンに負荷がかかった時に自動でクロックを引き上げる機能のことです。
 また、「コア」を「モジュール」、「スレッド」を「コア」と呼びます。
 つまり、IntelのCPUで「4コア/8スレッド」と表記されている場合、同じようにAMDの仕様で表記すると「4モジュール/8コア」となります。


 現在あるAMDのCPUの種類については以下のようになっております。

企業向けサーバー用CPUであるOpteronシリーズ
デスクトップ向け多コアCPUであるFXシリーズ
APUのFusionシリーズ
超薄型モバイル向けCPUのAthlon Neo
Athlon Neoの後継機種であるTurion II Neo
最新のマイクロアーキテクチャ技術を使用したCPU Ryzen(ライゼン)

となっています。
また、生産終了したCPUのシリーズに

Phenom
Athlon II
Phenom II
Turion
Sempron

というのがあります。


 AMDのCPUの性能の見方はIntelとは違い、ブランドが用途ごとに分けられていますので、このブランド内での型番の比較となります。
 基本時に、このシリーズ内の型番の数値が高いほど高性能となります。

AMDFX

 デスクトップ向け多コアCPUであるFXシリーズの場合、型番が
 FX-6200やFX-8200となっております。
 この型番の場合、FX-後の最初の数字(千番台)の数字がコア数となっており、百番台の数字が高いほどそのコア数の最新のCPUとなるわけです。

AMDFusion

 APUであるFusionシリーズの場合

 A10-7800といった型番になります。

 Aの後ろの数字はGPUのコア数で区別され、この数字が大きいほどCPUのコア数が高くなります。
 またハイフンの後ろの数字が高いほど、A○○のシリーズの中でも高性能ということになります。
 この型番の後ろに「K」「E」「M」「B」といった表記がなされているものもあります「K」は倍率ロックフリー、「E」は省電力仕様、「M」はモバイル向け、「B」はビジネス向けとなっています。

 その他にもFusionのCPUにCシリーズやEシリーズ、Zシリーズなどがありますが、このシリーズは旧世代のCPUであり、現在はAシリーズとなっています。

AMDRyzen


 AMDの最新CPUであるRyzenは次のようなルールとなります。
 Ryzenの型番は Ryzen7 1800Xといった表記となります。
 Ryzenの後の数字(1桁)もしくは単語のところは「Threadripper」が現在最新のCPU、その次が「7」、「5」、「3」となります。

 4桁の数字(1800)のところは、最初の千番台の数字は、このRyzenXの中の世代数を表します。
 次の百番台はセグメントと呼ばれ、「4」、「5」、「6」はハイパフォーマンス、「7」、「8」、「9」はハイエンド、その他の数字はメインストーリームの数字となります。
 十番台、一番台の数字はCPUの型番となります。
 
 Ryzenの型番にも末尾にアルファベットがつくことがあります。
 「X」はハイパフォーマンス、「G」はグラフィック搭載、「T」は省電力、「S」は省電力+グラフィック搭載となります。