HP01
 今月9月の定例アップデートで一部のHP製のパソコンで更新し・ユーザー名とパスワードを入力してログインすると黒い画面が約5〜10分間続くといった不具合が出ているようです。この問題についてはいろいろな情報があり、その情報が不確定的な要素もありましたが、この原因と対策方法が少しづつ分かってきましたのでお知らせします。

 この現象はユーザーが初めてこのPCにサインインしたときや新しいアプリケーションを追加するときにアプリを使用できるようにするためのサービスである「app readiness」というサービスがどうも悪さしているようです。また、この現象はWindows7などからWindows10へアップグレードを行ったパソコンは起こらず、新規にWindows10の工場イメージでインストールを行ったパソコンに発生しているようです。つまり、新規にWindows10搭載のパソコンを購入したユーザーがこの現象に悩まされていることになります。対策として、このサービスを無効にすることで暫定的ではありますがトラブルを回避できるとのことです。

 操作方法は次の通りです。
 1.スタートメニューを右クリックし「検索」を選択します。
 2.「サービス」と入力します。
 3.「サービス」(デスクトップアプリ)というのが出てきますので、選択します。
 4.サービス(ローカル)の一覧が出ますので、その中の「AppReadiness」というのを探し、クリックします。
APPR

 5.サービスの状態が「実行中」となっていますので、下にある「停止」ボタンをクリックします。
 6.スタートアップの種類を「無効」もしくは「手動」にします。
 

 今回のトラブルの原因は、一部のOEMファクトリイメージは、「イメージ準備中に不正なレジストリキーを作成する」、つまり「アプリレディネスサービスと競合する」現象が起こっているようです。
 この問題についての解決は現在正式な解決リリースがなされておりませんが、一旦このようにして現象を回避することができるようですので試してみてください。