
ここ数日、ランサムウェアに関する情報が毎日のように入ってきております。
今度はヨーロッパ各地を中心に新たなランサムウェアが猛威を振るっています。
そのランサウェアの名前は「Bad Rabbit 」と呼ばれるもので、過去数時間で主にロシア、ウクライナ、トルコ、ドイツなど200を超える主要組織や地域に感染を拡大させております。
このランサムウェアに感染すると、被害者の身代金としてシステムのロックを解除するために0.05ビットコイン(約285ドル)を要求するもので、企業ネットワークに対するPetyaのような標的型のトランザムウェア攻撃だということです。

セキュリティ大手の会社であるカルペルスキーの解析によると、このランサムウェアは今までのような、メール配信型tのものではなく、偽のAdobe Flash Playerインストーラを使用してドライブバイダウンロード攻撃によって配布され、犠牲者が無意識にマルウェアをインストールするようになっています。
カルベススキーはヨーロッパのニュースやメディアのウェブサイトの広告が侵害されており、多くのWebサイトが現在でも侵害されていると伝えています。

また、別の大手のセキュリティ会社である、ESETの研究者は、今回mp 悪意のあるBad Rabbit のマルウェアを「 Win32 / Diskcoder.D 」としており、Petrwrap、NotPetya、exPetr、およびGoldenEyeとも呼ばれるPetyaトランスクリプトの新しい変種であることがわかります。
このBad Rabbit は、オープンソースのフルドライブ暗号化ソフトウェアDiskCryptorを使用して、RSA 2048キーを使用して感染したコンピュータ上のファイルを暗号化します。

このランサムウェアに感染すると、犠牲者にTorのonionウェブサイトにログインして支払いを行い、復号化の価格が上がるまでに40時間のカウントダウンを表示するようにしています。
このランサムウェアからの被害を防ぐには、WMIサービスを無効にして、マルウェアがネットワーク上に広がらないようにすることを推奨しています。
また、サードパーティなどのソースからアプリをダウンロードする場合や、公式からアプリをインストールする前に必ず更新履歴やレビューなどを確認し、信頼のあるものかどうか必ず確認してからダウンロードすることが必要です。
ランサムウェアの場合、電子メールも含め、公式のURLをは違うアドレスに転送し、本物と似たような画面を使い、インストールさせようとします。
常にURLが正しいか、初めてクリックする場合はリンク先のドメインのURLなどを確認するようにしましょう。
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