CAKAJI

 10月の初旬で起こった米カリフォルニア州北部の火事は、40人以上の死者や行方不明者1000人以上に達した大きな災害となり、過去最悪となってしまいました。
 この大規模な火事により、ある重要な歴史的資料が消失してしまい、ニュースとなっています。
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 その歴史的資料とは、アメリカのヒューレットパッカード社の創業当時からの資料ということです。
 この記事は米サンタローザの地元紙The Press Democratが伝えたもので、1939年に設立された当初の現在有名であるPalo Altoガレージのオーディオテスト装置の開発の資料や、その当時の創業者であるウィリアム・ヒューレットとデイビッド・パッカードの2人による著述、書簡、講演の内容などが収められた100個以上の保存している箱がすべて焼失したとのことで、こうしたものはまだデジタル化されておらず、紙での保存となっていたようです。
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 これらの貴重な資料の保存されている箱はファウンテングローブにあるKeysight Technologies本社の2棟のビルで保管されており、文書は「湿度管理された」防火室にて、窓がなく、「発泡遅延剤」が含まれていましたが、今回の大規模な火災ではこれらの大事な文書は保護することができませんでした。
 Keysight Technologies本社はHPの計測器部門を分社化した会社であり、その資料はHPではなく、このKeysight Technologies本社に保管してあったとのことです。

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 また、HPの創業であったPalo Altoガレージは後にシリコンバレー発祥の地として位置づけられておりました。
 今回の消失した資料はは、2005年に約200万ドル相当の価値があると鑑定されており、日本円で2.3億円となります。