XPEND

 WindowsXPが終了し、現在はWindows7以降のOSが主流になりました。これらのOSは毎月第2週の火曜日に月例更新が行われますが、この更新によって困った事案が発生しているようです。

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 その困った事案というのは「ドットインパクトプリンター」や「ラインプリンター」などのインパクト方式のプリンターがその更新によって動かなくなるといった事案です。
 この現象は端末やプリンターの機種によっては正常に動作しているものもありますが、一部の端末などは月例更新後プリンターが動作しなくなり、そのたびにドライバーをインストールしなければならないといった事が発生しているようです。
 プリンターにはみなさが使っている「インクジェット」プリンターや「レーザープリンター」などがありますが、そのほかにも企業等で使われているのが「ドットインパクトプリンター」です。
 この「ドットインパクトプリンター」は伝票発行等に使われています。特に複写型の伝票にはこの「ドットインパクトプリンター」や「ラインプリンター」でなければ複写の紙に印字が出来ないことになります。
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 現在もこの「ドットインパクトプリンター」は発売されています。しかしほとんどの企業は非常に古いプリンターを使っているのが現状です。下手するとWindows95時代からのものを使用している人もいます。「ドットインパクトプリンター」はみなさんが使っている「インクジェットプリンター」とは違い非常に壊れにくく、また壊れにくいため、よっぽどのことがない限り買い替えを行わないということでしょう。
 しかし、この古い「ドットインパクトプリンター」を使用していることによって最近、問題が発生してしまいました。ドライバソフトがメーカーから更新されていないないということです。

 WidnowsXP時代は月例更新というのがなく、その都度のWindowsのセキュリティ更新でありましたが、WindowsXPのサポートが終了し、Windows7以降は月例更新となりました。この更新により更新の内容によってはドライバソフトの互換チェックが行われ、これらの古いプリンタードライバーはインストールできないという事案が発生しているようです。
 特に今回のWindows10は年数回の大型アップデートがあり、このアップデートではOSのシステム内部が書き換えられます。この更新が起こると当然古いプリンタードライバーは認識されなくなります。
 特に問題なのは、月例更新後プリンタードライバーを再インストールを行い動作できる状態になればよいのですが、中には更新パッチ(KB)によってドライバーを再インストールそてもプリンターが動作しないといった事案も発生しているようです。その場合は更新をさかのぼって更新パッチを削除し動作させるといったことも出ているようです。
BUHINEND

 各メーカーは基本的にプリンターなどハードウェアの場合、部品を提供できる年数は発売終了から平均8年となっております。ドライバソフトも同様で、部品供給が終了=ハードウェアを買い替えてください。ドライバソフトの更新も終わりです。ということになります。そのため、今回のようにWindows95時代からのハードウェアは基本的にドライバサポート終了となってしまいます。しかし、現在でもプリンターに限らず、壊れないものハードウェアは使用されている場面も多数あると思います。
Win7

 2020年1月14日には、Windows 7のサポートが終了します。これにより、今現在使っているOSもWindows10などに変更しなければなりません。Windows10は先ほども記した通り、年数回の大型更新があります。それにより、古いハードウェアはますます使えなくなる環境になってきます。これからWindows7から10へ変更しようと計画を立てている企業や個人の方はぜひ、パソコン本体だけでなく周りのハードウェアの構成も見直し、早めに買い替えなどの検討をされるようお勧めします。