CCleaner
 先日、マルウェアに感染され話題となった「CCleaner」ですが、今度は新たなアドウェアがバンドルされたようです。
 マルウェアといっても、いつもの怖いマルウェアではありません。
 今回、新たにバンドルされたのは、あの大手セキュリティソフトである「Avast」の「 Avast Free Antivirus」です。

avast
 セキュリティベンダーであるAvastは、今年初めにCCleanerの開発元であるPiriformを買収しました。 それにより、Piriform社がバンドルの提供を開始したり、既存の製品と新しく買収したソリューションとの相互運用性を追加するまでは明らかに時間の問題だったわけですが、これが今回実現したようです。
 当初、 CCleanerと無料のアンチウイルス「Avast Free Antivirus」を統合、一緒にすることにより、AvastはWindowsコンピュータにまったく新しいセキュリティ層を提供でき、一番便利な方法と考えていましたが、統合はまだ実現されておらず、現在まで至っています。
 そこで、まず簡単な方法としてAvastは、Avast Free AntivirusをCCleanerインストーラに統合することを決めました。
 しかし、この方法は一般的なアドウェアと同じものとなり、インストールするオプションはデフォルトでチェックされてる状態になっています。
 実際、この手法は問題があり、本来であれば、アンチウィルスをインストールする必要があるかどうかをユーザーが判断できるようにする必要があります。
 しかし、他のアドウェアとは違い、間違ってインストールされてもセキュリティソフトですので、より強固なセキュリティ状態になるというのが、良い点のひとつかもしれません。
 最新のCCleanerのインストールアプリケーションではすでに「Avast Free Antivirus」が同梱されており、もしこの「Avast Free Antivirus」が不要の場合はCCleanerのポータブルバージョンをダウンロードして使用することになります。
 
 いずれ、どこかの段階でCCleanerと無料のアンチウイルス「Avast Free Antivirus」を統合された新しいソフトが提供なるかもしれませんが、現在はこのように同梱という形で両社の相互運用性を高めたということになります。