
今月に入り、何かと不具合が報告されているiOSや macOSですが、問題となっている不具合が修正されたようです。Appleユーザーは今すぐアップデートを行なうようお勧めします。
まず、問題となったのは先日の記事でも記したAppleのmacOS High Sierra(バージョン10.13)に、パスワードを入力しなくても管理者権限でログインできてしまう脆弱性ですが、Appleは11月29日、この脆弱性を修正するセキュリティアップデート「2017-001」を緊急公開しています。
今回のアップデートに関してはmacOS High Sierra 10.13.1のみが対象となります。ただし、今回の管理者権限でログインできてしまう脆弱性はmacOS Sierra 10.12.6までのバージョンは影響を受けないとのことです。
アップデートの方法はmacOS High Sierraの最新版(10.13.1)が搭載された全システムに、自動的にインストールされますので、必ず実行してください。
もう一方、iOS 11.1以降のOSを搭載したiPhoneやiPadが再起動を繰り返す不具合が、12月2日未明から多数報告されていました。これはiOS 11.1以降のバグが原因で、どうやらデフォルトの時計アプリによる不具合とみられていました。この問題の回避方法として、アプリの通知設定を解除するか、端末日付を12月2日以前にするといった方法が公開されていましたが、今回Appleは急遽iOS 11.2をリリースし、今回のバグを修正しました。
その他特にiPhone Xに関する修正や新機能も追加されているようです。
今回のiOS macOSのアップデートはセキュリティ上最も重要なアップデートとなりますのでAppleユーザーは必ずアップデートを実行してください。
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