Redstone4

 いよいよWindows10の次の大型更新である「Redstone4」が近づいてきております。しかし、ここにきていろいろな問題が見つかり、今月に行われるのか心配です。予定ではバージョンが1803のため今月の予定ですが、まだMicrosoftから正式なアナウンスがありません。しかし、Microsoftの場合、急に予定通りに行うと発表するケースも考えられます。更新時トラブルに見舞われないように事前の準備を行ってください。
 更新時トラブルになった場合、回復できるように今から準備が必要です。以下のことをしっかり行って万全を尽くしましょう。以下の内容は前回のFall Creators Updateのときも記した内容です。再度掲載いたします。

1.重要なファイルをUSBやCD・DVDなどに保存しておく。

 特にドキュメント内にある重要なファイルに関しては、何らかの形で消去されていいように、他のドライブやUSBなどにバックアップをとっておきましょう。

2.パソコン内のハードウェアのドライバを最新のものにする。

 メーカー製などの場合のパソコンなどは自動でドライバ更新などを行う機能もありますが、組み立てパソコンやBTOパソコンなどの場合は手動で更新しなければならない場合があります。特にWindows10の更新時のトラブルの大きな原因のひとつに、ドライバが古いために起こるケースが過去にも多くあり、前回の秋の更新時でもこのドライバの不具合によりトラブルが起こったケースもあります。常に最新のものにしましょう。特にグラフィック周りやサウンド周りのドライバは要注意です。

3.復元ポイントを作成しておく。

 この復元ポイントの作成はトラブル時の回復には重要となります。Windows10のデフォルトの状態では復元ポイントは自動で作成されるようになっていますが、ハードディスクの容量が少ないとかパフォーマンスが落ちるといった理由から復元ポイントの作成を無効にしている人もおります。その場合はトラブルが起こった場合に復元できなくなります。復元ポイントの作成を無効にしている場合はいったん有効にし、必ず現在の状態で復元ポイントを作成してください。
 復元ポイントの作成はスタートメニューを右クリックし「復元ポイント」と入力すれば出てきます。

4.ハードディスクの容量を確保する。


 Windows10の更新時はかなりのハードディスク容量(数10GB単位)を使用します。これは更新時の作業容量だけでなく、更新後に元に戻せるようにシステムやドキュメントなどのバックアップも作成されます。目安として使用容量と空き容量が同じくらいであれば問題ありませんが、もしハードディスクの容量が少ない場合は、使用しないファイルやアプリケーケーションなどを削除し、容量を確保してください。

5.最新の状態にアップデートを行う。

 アップデートで最新の状態にしておかなければ、Redstone4の更新時に失敗する可能性があります。必ずアップデートを行ない、特にセキュリティ関連は最新のものにしておきましょう。

6.スタートアップや常駐ソフトはなるべく最小限のものにしておく。

 Fall Creators Updateの更新時、一番問題になったのは実は常駐ソフトにより、更新が失敗するといったものでした。この常駐ソフトにより画面が乱れるや再起動を繰り返すといったトラブルも発生しております。特にメーカー製のパソコンの場合、メーカー提供のソフトが起動時に常駐されている可能性があります。なるべく更新を行う前は常駐されているメーカー製のソフトも停止してください。

7.Windows10のISOイメージとリカバリーソフト。プロダクトキーを確認・用意しておく。

 
 最悪の場合、OSの再インストールが必要になります。その場合に必要になりますのでこれらのものを用意しておきましょう。


プロダクトキーを確認するソフト NirSoft 「Produkey」
http://www.nirsoft.net/utils/product_cd_key_viewer.html

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【便利ソフト】ISOファイルが簡単に入手できる【Windows】
http://blog.livedoor.jp/zeropasoakita/archives/12746786.html


 Windows10の大型更新の場合、必ず何かのトラブルが発生します。特に前回のFall Creators Updateの場合、トラブルにより更新できず、やっと先月Microsoftから最新のものが提供されている状態です。今回の春の更新もいろいろとインサイダー版で問題が発生していますので十分に気を付けてください。
 また、いち早く更新を入手して逆にトラブルになったといったケースも前回ありました。トラブルに合わないためには、適用してどんなトラブルが発生しているのか情報を得てから対策を講じるのも一つの手だと思います。