FIL

 子供から有害なサイトの閲覧を阻止することが出来るのが「インターネットフィルタリング」ですが、この「インターネットフィルタリング」が子供のエッチなサイト閲覧に関しては防ぐことが出来ないという調査結果がでました。
(ちなみに写真は換気扇のフィルターです。)

OFDAI

 この調査結果を出したのはオックスフォード大学インターネット研究所の教授で、この大学の調査によると、EUとイギリスの男性・女性を対象に各9000名弱を調査したところ、このほとんどの人がポルノサイトを閲覧したことがあるという結果がでました。つまり、ほぼ全員エッチなサイトを閲覧したことがあるそうです。

 調査対象となった家庭のインターネット環境を調べたところ、約半数の過程で何かしらのインターネットフィルタリングが導入されていたとのことで、そのインターネットフィルタリングが意味をなさないということが分かりました。

 調査をした教授は、学校や保護者・行政が「インターネットフィルタリング」がネット上で有害から安全に保つために有効な手段だというのは疑問があるということで、そのような惰性的な考えをそろそろ断つべきではないかと提唱しています。

 つまり、一般的な結論としては、インターネットフィルタリングは費用が高いだけで効果がない
ということになります。

TANMA

 オックスフォード大学インターネット研究所の教授は、スマホやタブレットがなかった2005年以前はこの「インターネットフィルタリング」を導入することにより、若者がポルノに出会う相対的なリスクが軽減していたかもしれない。しかし、それから10年後の今日、「インターネットフィルタリング」に関する最新のデータ収集ならびに研究をおこなったところ、インターネットフィルタリング技術を使用しても、防ぐことができていないという調査結果が事実として出ている。これらの大きな原因は子供達のオンラインの多様化が原因で、インターネットフィルタリングが最も効果的であるという考えはきわめて弱い。と述べています。
 
 インターネットフィルタリングに関しては、子供達が、有害サイトからの危険をブロックするツールではありますが、上記のように「万全」ではないということです。つまり「インターネットフィルタリング」はひとつの手法であり、最終はやはり保護者のきちんとした「監視」を行うことと、保護者が子供たちにきちんと「教える」というのが一番大事であるという一つの調査結果となりました。