REDSTONE3
 Windows 10バージョン1709の大きな問題として悩ませてきた「ブラックスクリーン」現象、インストール時に数分間間黒い画面が表示されたままになってしまうといった問題がありましたが、Microsoftではやっとこの問題の修正を行ないました。
 今回リリースされた累積的な更新プログラムKB4338817は数々の修正が含まれています。この中で一番大きいのはいわゆる「ブラックスクリーン」の修正で、この更新により解決することができるとのことです。
BCL

 「ブラックスクリーン」現象は数分間続くことから、ユーザーはオペレーティングシステムがクラッシュしたと思ってしまいます。また、インストールがフリーズしたと勘違いし、強制的に再起動し、デスクトップを再ロードさせようとしますが、やはり黒い画面のままになってしまいます。
 結局は強制的な再起動によってOSの更新がうまくいかず、場合によっては「システムを以前の状態に戻す」ことを行なわなければなりません。

 また、この「ブラックスクリーン」の状態を抜けてアップグレードを行なったものの、再び別の更新プログラムをインストールした場合、同じ現象に遭遇してしまうといったことで、ユーザーとしては非常に「厄介なバグ」として認識して解決策をMicrosoftに求めていました。

 今回のKB4338817によってこの問題は解決できますが、それまでの累積的な更新プログラムを順番にインストールするまでは「ブラックスクリーン」に遭遇することになります。


 また、Microsoftは既にシステムを非応答状態にプッシュするインプレースアップグレードを引き起こすバグを修正したと述べております。これは、Windows 10バージョン1709へのインプレースアップグレードが「インストール準備が整ったことを確認する」画面で応答を停止してしまうといった現象で、この問題の原因は毎月更新をインストールしたデバイスでデバイスのインベントリを実行しているときに発生するとのことです。

これにより、Windows 10 Fall Creators Updateは、この新しい累積的な更新プログラムを展開した後、よりスムーズな更新を提供するとのことです。