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 Mozillaは本日、今年の10月初めにMozillaアドオンの公式ポータルからすべてのFirefoxレガシーアドオンを削除する計画を発表しました。

 現在のFirefox(バージョン57以降)はChrome互換のWebExtensions APIに基づいた新しいアドオンシステムを使用するようになっております。それにより、旧式のレガシーアドオンは基本的に使用できないようになっています。しかし、一部の設定等を変えることにより、旧式のレガシーアドオンも一部使用できるようになっていました。


【Firefox】Firefox Quantum (バージョン57)で旧アドオンを使う方法【再掲】


 また、レガシーアドオンを使用するために、Firefox57のバージョンの時点でFirefox Extended Support Release(ESR)やPale MoonなどのFirefox互換のプラウザに乗り換えた人も多いと思います。
 今回Firefox Extended Support Release(ESR)のサポートが2週間後の9月5日に終了することから、Mozillaは従来のアドオンをサポートするFirefoxの公式バージョンはなくなるという判断により、今回のすべてのレガシーアドオンの削除を行うという方針になりました。
 また、このレガシーアドオンの削除を行う日と同日以降にaddons.mozilla.org(AMOとも呼ばれる)のアドオンポータルでレガシーアドオンバージョンを無効にするプロセスを開始する予定だと発表しております。
 Mozillaのアドオンコミュニティマネージャー、Caitlin Neiman氏によると、2018年9月6日、新しいレガシーアドオンバージョンの提出は無効になりますとのことです。また、2018年10月初旬には、すべてのレガシーアドオンのバージョンが無効になり、ユーザーはAMOで[extensions]を見つけることができなくなるということです。
 これを回避する唯一の方法としては、アドオンの開発者ががレガシーアドオンを新しいWebExtensions APIに移植して再掲載させることしかないということになります。