
Windows10の時期更新でコードネーム「Redstone5」の配信が今年の10月ということで正式に決まりました。今回の秋の更新は新機能が目白押しですが、その反面毎回のことながら、更新が失敗する「無差別テロ」が起こる可能性が十分にあります。過去の事例を紐解いてもすんなりといった試しはありません。
トラブルが起こってから対処しても、もう手遅れ..といった場合も過去にも何回もありました。そいったことのないように、事前準備をきとんと行い、最悪の事態に備えましょう。やるべき事前準備は次のことになります。必ず行ってください。
基本的にはRedstone4の時と同じですが、もう一度確認のため記載します。
1.まずは重要なファイルをバックアップ。できればドライブ全体をバックアップするのがおすすめ。

重要なファイルをシステムドライブ直下のドキュメントにおいている場合は特に要注意です。何らかのトラブルによってファイルが消えてしまったといったケースが過去にもありました。

重要なファイルをシステムドライブ直下のドキュメントにおいている場合は特に要注意です。何らかのトラブルによってファイルが消えてしまったといったケースが過去にもありました。
重要なファイルはシステムドライブ直下ではなく、USBメモリやDVDドライブ等にバックアップすることをおすすめします。
ただし、単体のファイル類をバックアップするのは最低限のことです。できればシステムドライブを丸ごとバックアップすることをお勧めします。
バックアップソフトは現在フリーのソフトでも優秀なソフトが数多くあります。その中でも過去に紹介したソフトを下記のリンクで見ることができますので、出来れば更新を行う前にシステムドライブを丸ごとバックアップを行うようにしてください。ただし、相当時間がかかりますので時間に余裕があるときに行いましょう。
【おすすめ】Windows10 OSバックアップ用のソフト紹介【フリーソフト】
【高機能】バックアップソフトの紹介【フリーソフト】
2.パソコン内のハードウェアのドライバを最新のものにする。

前回も更新の時もそうでしたが、ハードウェアのドライバソフトが古いため更新に失敗するといったケースがありました。特にグラフィックスやGPU周りのドライバソフトがキーポイントとなっているようです。必ず最新のドライバソフトを適用してください。

前回も更新の時もそうでしたが、ハードウェアのドライバソフトが古いため更新に失敗するといったケースがありました。特にグラフィックスやGPU周りのドライバソフトがキーポイントとなっているようです。必ず最新のドライバソフトを適用してください。
便利なフリーソフトで IobitのDriver Boosterというソフトがあります。このソフトを使えば最新のドライバを検索しインストールしてくれます。このようなソフトを使うといった手もあります。
Iobit Driver Booster
3.ハードディスクの容量を確保し。健康状態を確認する。

ハードディスクの容量確保はとても重要になります。特にWindows10の更新時にダウンロードされるファイルの容量だけでなく、更新時の作業容量、更新後に元に戻せるようにシステムやドキュメントなどのバックアップの容量も考慮しなければいけません。また、次に記している復元ポイントを使用する容量も必要になります。もしハードディスクの容量が少ない場合は、使用しないファイルやアプリケーケーションなどを削除し、容量を確保してください。
また、もう一つ重要なのはハードディスクの健康状態です。ハードディスクにエラーがないから良いと思っていてはいけません。特に長年同じハードディスクを使用している人は要注意です。目に見えないだけでいろいろなエラーが出ている可能性が十分にあります。
下記のソフトを使用して健康状態を確認し、エラーが多い場合は新しいハードディスクやSSDに交換することをおすすめします。
CrystalDiskInfo
Windows10の更新時はハードディスクに大きな負担がかかっています。エラーだらけのハードディスクを使用している場合は爆弾を抱えてるようなものです。その場合は早急に交換をしましょう。
4.復元ポイントを更新前に作成しておく。

復元ポイントの作成はトラブル時の回復にはとても重要となります。この復元機能を使ってトラブルが起きた場合に復帰できたといったケースが多くあります。Windows10のデフォルトの状態では復元ポイントは自動で作成されるようになっていますが、ハードディスクの容量が少ないとかパフォーマンスが落ちるといった理由から復元ポイントの作成を無効にしている人もおります。その場合はトラブルが起こった場合に復元できなくなります。復元ポイントの作成を無効にしている場合はいったん有効にし、必ず現在の状態で復元ポイントを作成してください。
復元ポイントの作成はスタートメニューを右クリックし「復元ポイント」と入力すれば出てきます。

復元ポイントの作成はトラブル時の回復にはとても重要となります。この復元機能を使ってトラブルが起きた場合に復帰できたといったケースが多くあります。Windows10のデフォルトの状態では復元ポイントは自動で作成されるようになっていますが、ハードディスクの容量が少ないとかパフォーマンスが落ちるといった理由から復元ポイントの作成を無効にしている人もおります。その場合はトラブルが起こった場合に復元できなくなります。復元ポイントの作成を無効にしている場合はいったん有効にし、必ず現在の状態で復元ポイントを作成してください。
復元ポイントの作成はスタートメニューを右クリックし「復元ポイント」と入力すれば出てきます。
特に現在の状態のポイントと更新する前の状態のポイントを作成しておけば安心となります。
5.現在までのUpdateの状態を最新にしておく。
5.現在までのUpdateの状態を最新にしておく。

大型更新の場合、直前までのセキュリティ等適用の状態を前提にして更新を行います。Update経由で更新を行う場合はその前にセキュリティ等を適用していきますが、手動でMicrosoftサイトからダウンロードを行う場合は特に要注意です。その場合、最新の状態にしておかなければ、更新時に失敗する可能性があります。必ずアップデートを行ない、特にセキュリティ関連は最新のものにしておきましょう。
6.スタートアップや常駐ソフトはなるべく最小限のものにしておく。(特にメーカー製常駐ソフト)
前回の更新時に問題となったのが「メーカー製」の常駐ソフトです。特にメーカー製のパソコンの場合、ハード等の安定性を保つために独自のソフトを常駐させています。しかし、これらのソフトは動作確認が取れていないことにより、更新時これらのソフトの影響により、重大なトラブルの原因になってしまたっという事例もあります。更新前は必ずこれらのソフトの常駐をすべて外してから行ってください。これらのソフトが原因で立ち上がらなくなったという事例が多数あります。
6.スタートアップや常駐ソフトはなるべく最小限のものにしておく。(特にメーカー製常駐ソフト)
前回の更新時に問題となったのが「メーカー製」の常駐ソフトです。特にメーカー製のパソコンの場合、ハード等の安定性を保つために独自のソフトを常駐させています。しかし、これらのソフトは動作確認が取れていないことにより、更新時これらのソフトの影響により、重大なトラブルの原因になってしまたっという事例もあります。更新前は必ずこれらのソフトの常駐をすべて外してから行ってください。これらのソフトが原因で立ち上がらなくなったという事例が多数あります。
常駐ソフトなど自動実行するソフトの管理をできるソフトがフリーソフトにあります。それを使えば簡単に行うことが出来ます。
Argente Autorun
最悪の場合、OSの再インストールが必要になります。その場合に必要になりますのでこれらのものを用意しておきましょう。
プロダクトキーを確認するソフト NirSoft 「Produkey」
http://www.nirsoft.net/utils/product_cd_key_viewer.html
リカバリーCDの作成の関連記事
【便利ソフト】ISOファイルが簡単に入手できる【Windows】
http://blog.livedoor.jp/zeropasoakita/archives/12746786.html
プロダクトキーを確認するソフト NirSoft 「Produkey」
http://www.nirsoft.net/utils/product_cd_key_viewer.html
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http://blog.livedoor.jp/zeropasoakita/archives/12746786.html
特にWindowsのリカバリーCDは作成してください。これは最悪起動できなくなった場合に使用します。
Windows10の場合UEFI起動となっていますが、UEFI起動の場合、通常の起動を3回失敗した場合に次回の起動時にシステム修復の画面が出てきます。しかしこの画面が出てくる条件はUEFIの起動ファイルなどが生きていた場合で、中にはUEFI起動関連のファイルも不具合が起き、起動できないといったことがあります。その場合、最悪の状態から脱出する場合はリカバリーCDから起動し、修復を試みるしかありません。そのおかげで起動できた(以前の状態に戻すことが出来た)といったということが多数あります。OSの再インストールは最終手段です。ともかく以前の状態に戻すにはリカバリーCDがあることが必項となります。必ず作成しておいてください。
UEFI起動かBIOS起動か確認するには次の方法で確認できます。
1. スタートメニュー右クリック (または Win+R キー)
2.「ファイル名を指定して実行(R)」を選択
3.「msinfo32」と入力
システムの要約で「BIOSモード」の欄で確認できます。
次回はトラブルが実際起こった場合の対処方法(目安になりますが)を記載していきます。
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