CCleaner
 今年に入りクリーナーソフトの代表的なソフトである「CCleaner」についての数々の問題が騒がれていますが、今度はユーザーの設定を無視して最新のバージョン5.46に強制的にアップデートされてしまうことがわかりました。
 この最新バージョンの最大の問題点は以前にも記しましたが、匿名の使用データをAvast / Piriformに送信を行なっていることです。ユーザーが最新のバージョンにアップデートを行なった場合、プライバシー設定でデフォルトに戻り、自動的に匿名データーが送信されてしまうということになります。
 そのため、セキュリティ上の問題から各方面でもアップデートを行なわないようにとアナウンスを行なっていたのですが、どうやらCCleanerは強制的にアップデートを行なうようにしていたようです。

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 この匿名の使用データの送信と強制アップデートの件について、現在Piriform / Avast側では正式なコメントを出していません。

 このCCleanerの自動更新を無効にするためには、ユーザー側でアップデートの実行ファイルを削除する必要があります。
 このアップデートの実行ファイルは「CCUpdate.exe」というファイルになります。

 CCleanerをインストールすると、このアップデート実行ファイルが

C:\Program Files\CCleaner\CCupdate.exe

に生成されます。また、このファイルがスケジュールタスクによって毎日自動的に実行されるように設定されます。

 自動更新を無効にするには、この実行ファイルとスケジュールされたタスクを削除する必要があります。
 タスクと実行ファイルが削除されると、実際に新しいバージョンをインストールしなくても、CCleanerは更新されなくなります。
TASK

 スケジュールタスクを削除するには、「スタートメニュー」から「検索」を選択し、「タスクスケジューラー」と検索すればタスクスケジューラーが起動され、その中の「CCUpdate」を削除すればOKとなります。