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 Windows10の秋の大型更新、バージョン1809が10月2日から提供されました。順次最新のバージョンになります。

 すでにMicrosoftのサイトではバージョン1809のISOファイルが提供されています。
W10ISO02

 今回のバージョン1809の提供方法は次の通りとなります。まずは自動アップデートと同様の方法で自動展開を行い提供される方法です。つまり、Microsoftは2018年10月のWindows Updateによる更新プログラムを、通常の更新プログラムと同じように提供することになります。更新の状態が整うと、 ユーザーには更新の確認が通知され、インストールを行うことが出来ます。
 次は、更新の通知の待ち時間を少しでも短縮するために、設定から更新プログラムのチェックを行い、更新ができるかどうかの確認を行う方法です。
 最後は、MicrosoftからISOファイルを入手し、更新を行う方法です。
 
 この3つの方法でバージョン1809にアップデートを行なうことが出来ますが、どれが一番安全にトラブルなく行うことが出来るかといいますと、一番最初の自動アップデートと同様の方法で自動展開を行い提供される方法となります。

 今年の春の更新(バージョン1803)でこの方法が一番安全にインストールできる方法ということが実証済みです。
 この自動リリースは段階的に行われ、ソフトウェアやハードウェアなどの互換性の問題が解決されているのが確認されると、アップデートが取得される方法となります。つまり自動リリースで提供された更新プログラムは「あなたのデバイスの環境は他のデバイスでも確認済ですので大丈夫ですよ。」ということになります。
 逆に待っていても一向に更新プログラムは届かない場合はドライバソフトが古かったり、何らかのハードとの相性に不具合は発生する可能性があるため、提供されないということになります。
 その場合、新しいバージョン1809を早く試してみたいため、ISOファイルを入手し、更新を行うといったことはやらないでください。パソコンが立ち上がらなくなり、場合によっては「クリーンインストール」をしなければいけないハメになる場合もあります。これはバージョン1803でも多くありました。
 トラブルが起きた場合、さらにここで大きな問題となるのは、その前のバージョン1803のISOファイルをもっている場合はそれでリカバリー可能となりますが、バージョン1809のISOファイルでクリーンインストールを行っても同じ現象が起こり、ドツボにはまってしまいます。

 「家宝は寝て待て」といったことわざがありますが、トラブルなく簡単に更新を行うためも、更新が自動的に配信されるまで待ちましょう。