REDSTONE5

 今月初めから配信がスタートされたWindows10バージョン1809ですが、重大は不具合が見つかりMicorosoftはいったんすべての配信をストップしております。
 今回の大きな重大バグは更新後にユーザーのドキュメントやピクチャーなどユーザーフォルダー内に入っているすべてのファイルが消失してしまうといった大きな問題となります。
 通常はWindowsの場合、大きな更新を行った後は「Windows.old」というファイルが作られ、もしユーザーのドキュメントファイルが消失しても、この「Windows.old」内のユーザーフォルダー内でファイルが複製されますが、今回はこの「Windows.old」内でもファイルが消失されてしまっているといったものです。そのため、このユーザーフォルダ内のファイルの復活は不可能となっているようです。

 (推測ですが、アップデート時にユーザープロファイルを参照してユーザーファイルを通常はバックアップを取る処理をするのですが、その時点で何らかの不具合があり、バックアップを行っていないものと思われます。)

 ただし、Cドライブ直下のフォルダや別ドライブのフォルダ内のデータは消失していないようです。
(もし、すでにWindowsUpdate経由で更新プログラムを入手してしまった人は、この問題を避けるために、更新を行う前にユーザーフォルダをもう一つCドライブ直下に複製(UserWKなどの名前で複製)してしまうといった手法もあります。)

 また、Micorosoftのフォーラム内で同様の不具合の理由によると思われますが、インストール後ログインを行おうとすうと、今まで使用していたユーザーアカウントでログインできないといった書き込みもあります。

 また、もう一つ別の問題として、アップデートを完了してもまたアップデートを行なうといったループに陥るといった不具合もあります。つまり、何回もインストール、再起動を行いアップデートが終了しないといったことが起きているようです。

 これらの問題から現在Microsoftではこのバージョン1809の提供をすべて停止しています。すでにISOファイルを入手したユーザーは更新の提供を再開するまではインストールを行わないで下さい。必ず修正されたISOファイルで更新を行うようにしてください。

 また、今回の件でファイルを消失してしまった場合は直接Micorosoftに電話連絡してみてください。
(一説によると消えたユーザーファイルを復活させるツールがあるみたいです。ただし、すべてのファイルは復旧できないとのこと。)

電話番号:0120 54 2244

 また、別のPCなどが使える場合は次のサポートセンターを利用してください。


 現在、Windows Updateからバージョン1809インストールファイルが入手されてしまった場合は次のフォルダを丸ごと削除することで、インストールを回避できます。

C:\Windows\SoftwareDistribution\Download

 もう一つの方法として、Windows 10 Proを実行している場合は、 [設定]> [更新とセキュリティ]> [Windows Update]で更新延期をすることにより、保留中の更新は自動的に取り消され、システムは最新の通知を表示します。 
 また、サービスマネージャを開き、Windows Updateを探して、一旦[ 停止 ]を押し、数秒待ってから再開することによって Windows Updateは新しい更新プログラムをもう一度スキャンし、保留中のインストールを無視します。Microsoftからダウンロードできるデータがないためにシステムが最新であるという通知を表示する方法もあります。