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 Windows10の最新バージョンである1809ですが、いろいろな問題が出てきており、急遽配信を見合わせておりましたが、一部の情報によると今週中に配信を再開されるということです。(不確定情報でっすが...)

 Windows10の一般公開は10月2日から開始されましたが、数日後ドキュメントなどのユーザーライブラリのファイルを削除するバグが相次ぎ、急所Microsoftは公開を中止しております。
 その後、Windows Insiderプレビューで再配信されたものの、数々の問題が生じており、この修正プログラムはまとめて今月の定例アップデートで配信されるということです。
 今までこのバージョンで起きていた問題は次の通りです。

 1.ドキュメント内のファイルが消失、Windows.old内にも残らない。
 2.移動ユーザープロファイルが正常に利用できない。
 3.IPv6を無効にしている環境でEdgeやストアアプリ、VPNなどがインターネットに繋がらなくなる。
 4.ノートPCなどで液晶の明るさが下がるという現象が発生する。
 5.タスクマネージャのCPU使用率が狂う。各プロセスごとの使用率は正常な数値を反映しない。
 6.Outlook 2013を起動してしばらくするとタスクバーの曜日が消える。
 7.Intel第6世代(Skylake)以降のCPU搭載環境で画面が表示され、Intel Display Audio device driver (intcdaud.sys バージョン10.25.0.3 ~ 10.25.0.8)が起因してCPU使用率が異常に高くなる。
 8.適用後、「前のバージョンのWindows 10に戻す」が失敗し、アップデート前のWindows 10に戻すことができない。
 9.「Windows Defender セキュリティーセンター」から「新たに開始」を実行すると、Windows version 1809に標準搭載されていないすべてのアプリが削除される。
 10. 2 in 1タイプのノートPCでキーボードショートカットによる画面の回転機能が無効になる、Skypeが起動しなくなる。
 11.適用後、アクティベーションがリセットされたり、プロダクトキーが動作しなくなる不具合が発生
 12.HP製のPCで HpqKbFiltr.sys が原因で WDF_VIOLATION が起こり、BSOD(ブルースクリーン)が発生する。
 13.インストールに失敗し再起動時にフリーズする問題があり。
 14.SafeGuard ファイル暗号化- ローカルキャッシュの破損によって Windows 10 1809 へのアップデートが中断される

 
 Microsoftはバージョン1809で起きているこれらの問題を修正して、10月のアップデートで再リリースしようと固執していました。このアプローチは、ユーザーからのフィードバックを処理し、透明性の概念を理解する方法に関してかなりの論争を現在招いております。

 もし、今週にアップデートが再開された場合、きちんとこれらの問題が修正されたかどうかは分からない状況になっています。前回同様、Windows Updateから順次配信される方法で更新を行うことをおすすめします。ISOダウンロードで行った場合、前回同様別の不具合が起こる可能性が十分にあります。今回のバージョンアップはあせらず様子を見ながら行っていきましょう。
 また、何のファイルが無謀に削除されるか分かりません。必要なファイルが別ドライブ(USBやSDカード)等に保存しておき、また、最悪に備えて現在のバージョン1803のISOファイルを入手しておくことをおすすめします。(最悪立ち上がらなくなった場合に最終的に使用しますので、必ず入手しておいてください。)