RekiWindows
 先日から過去の特集を再掲載いたしております。

 前回から数回に分けて歴代のWindowsの思い出などを綴っております。今回はみなさんも記憶があり、今でもサポートが終了してもまだ使用しているユーザーが多いWindows XPです。
Celeron 300Mhz
1.画面の周りのグラフィックのきれいさに感動
XP001
 Windows2000からXPにアップグレードを行い、一番先に感動したのがグラフィックのきれいさでした。今までのデスクトップなどの画面とは違い、きれいなデザインになっていることにまず感動を覚え、ウィンドウの中のアイコンなどのデザインのきれいさにもびっくりした記憶があります。


2.当初は「重たい」と酷評されていたが...
PENCPU

 XP発売時の時の推奨スペックは当時はとても高い要求スペックで、今まで使用していたパソコンではやはり無理がありました。

 発売当時の一般的なパソコンのスペックはCPUは150MHzで搭載メモリは64MBが普通でした。それに対し、XPの推奨インストール条件スペックはCPU Celeron 300Mhz以上、メモリ128MB
以上で当時としては最高に近いスペックでなければインストールできないものでした。
 そのため、今までWindows 2000を入れているパソコンをパワーアップしなければならず、このOSをインストールするために、ハード購入等結構な金額を使った思い出があります。


3.インストール時、「アクチベーション」導入によって他のパソコンにインストールできなくなった。
ACTI

 Windows2000までは製品のシリアル番号を入力するだけでOSが使用できるものでした。しかしWindowsXPからシリアル番号をオンライン認証する「アクチベーション」方式を導入したため、同じシリアル番号で他のパソコンにインストールすることができませんでした。
 当然、他のパソコンに同じシリアル番号でOSをインストールするのは違法ですが、この「アクチベーション方式」、自作パソコン派にとっては少々やっかいな機能となっていました。
 アクチベーション方式の場合、3か月以内に3つ以上のパソコン内部のパーツを交換してしまうと、「別のパソコン」とみなされ、再認証を行わなければなりません。これが厄介で、XPの発売当時は上記にも記した通り高スペックでなければ快適に操作することができませんでした。そのため、その当時自作パソコンで使用していた私は、あのパーツを取り換え、このパーツを取り換えとうやっているうちに当然アクチベーションの認証に引っかかってしまいます。その都度オンライン認証を行うのですが、中にはオンライン認証が通らず、マイクロソフトに電話をかけ、電話認証を行います。ガイダンスに従ってコードを入力するのですが、時にはコードの入力を間違ってしまい、もう一度最初からやり直しなんてこともありました。
 このOSを快適に操作するための過程は結構苦労した記憶があります。


4.その後、安定期を迎える
XP02

 パソコンのスペックも動作できる状態になり、使用してからは、操作性や不具合も含めて安定性抜群のOSでした。小さいトラブルなどはつきものでしたが、その解決方法はインターネット上の掲示板やホームページなどで解決方法が書かれており、それを見て修正していました。


5.最後にはサポート終了のテロ
SPEND

 このXPですがサポート終了時はとんでもないことになります、「サポート終了のお知らせ」の表示のテロに走ります。
 学校でプロジェクトを映しているとこの表示、起動のたびにこの表示、分かっていてもこの表示、しつこいくらいこのサポート終了の表示が出ました。表示は1回だけでいいしゃんと思っても表示はしつこく出ます。
 「新しいOSにするならOSを買う金をくれー」とまで思ってしまった時もあります。


 このWindowsXPはやはり実用性に優れたOSだったと言えます。ビジネスから家庭まで幅広く使えるOSで、余計な装飾や機能がなく、パソコンで行うことに集中できるOSだったと思います。
 また、ゲームなどはDirectX9の登場により比較的にグラフィックスなどが向上しました。まさしく、このころから3Dゲームが次々と登場し、ゲームの面白さなども体験できたOSと言えます。
 また、同時にミュージックなどの音楽関係のマルチメディア部分もいろいろ体験できたOSでした。
 
 もちろんこのXPの使用期間が一番長く、パソコンを新しく購入してもOSはXPだったため、なにも躊躇することなく使用することができました。

 現在はサポートが終了し、少しづつ消えていくXPですが、やはりこれだけのOSは今までなかったと思います。使用していたユーザーすべてが納得する最高のOSだったのではないのでしょうか。