RekiWindows


 前回から数回に分けて歴代のWindowsの思い出などを綴っております。今回はWindows Vistaです。
1.リリースが遅れに遅れる
Vista01

 2001年5月から開発が始まり、当初はWindows XPのメジャーアップグレードの位置づけで2003年にリリースされる計画でありました。しかし2002年4月頃に計画が変更され、何だかんだで変更変更、やっと2007年1月30日に全世界で発売されました。
 WindowsXPの延長で良いのでは?と全世界で言われていましたが、その時代猛威を振るったコンピュータウイルスの影響により、急きょWindowsXPベースの開発からWindows Server 2003をベースにした開発に変更となり、一からやり直しといった状態になりました。
 そこまで変更するなら途中でやめればいいのではと思いますが、なんせ、MicrosoftはOSを販売しなければ儲けられません。このままユーザーがWindows XPに根づいてしまうと商売あがったりです。何としても意地で新しいOSを世に出して儲けなければなりません。そんなことからやっと出来たのがWindows Vistaでした。

2.発売したのがよいが、おっ!!!重い!!

Vista02

 過去のダメなOSとして Windows MeとかWindows Vistaとか言われます。Windows Vistaの酷評となったひとつの大きな原因がともかく「重たい」ということでした。
 この「重たさ」は何をやっても反応が遅い!マシンのスペックを上げれば軽くなるのでは?といって新しい性能の良いパソコンを買ってインストールしてもやはり「重い」。この「重たさ」の原因は何?といった具合で、世界中から「こんなクソOS使えない」といったレッテルを貼られました。
 Microsoftもどうせ新しいOSを出すならもう少し改良して出せばこんな酷評をされなくても済んだのですが、当初から開発が遅れてしまったため、何としても発売目標をずらすわけにいかなかったようです。

3.しかしこのVista、徐々に覚醒し始める。

KAKUSEI

 前回に私が過去のOSでVistaとMe どっちが最悪かというとMeが最悪と書きましたが、その理由はこのVista、徐々に覚醒し始めるのです。
 最初のサービスパックが適用されると、あれっ?少しは軽くなった?いう感じでした。その後サービスパック2が適用されるとちょっと違和感があるかもしれないが、普通に使えるといった状態になります。
 さらに、ここで魔法の第3のパッチがひそかにあり、それを適用するとWindow7と同様のパフォーマンスで快適に操作できるのです。つまり、Vistaは最終的にがダメなOSから良いOSへと変化をしていったわけです。
 しかし、なぜこの魔法の第3のパッチを一般公開しなかったと言いますと、このころすでにWindows7の発売を迎える直前にありました。そのため、このパッチをサービスパックで適用してしまうと、次のWindows7の発売に影響を与えるかもしれないとMicrosoftは考えていたのでしょう。そのため、ひそかにホームページ上で「動作保証はしておりません。自己責任でインストールを行ってください。何があっても知りませんからね」といった感じでひそかに公開をしていたわけです。


4.Vistaの機能やデザイン性はWindows7に受け継がれる。
Aero

 Windows Vistaの機能はXPとは違い、いろいろな新しい機能が搭載されていました。視覚スタイルも現在のWindows 7に近く、従来のWindowsにはない新機能も盛りだくさんなOSでした。またドキュメントもXPのドキュメントと違い、現在のような「コンピュータ」や「ドキュメント」と呼ばれるようになったのもこのVistaからになります。

5.開発の遅れからXP信者から受け入れなかったのが残念
XP02

 開発の遅れからXPの時代が長くなり、XP信者が増えていったのもこのVistaが苦戦した一つの要因とも言えます。OSを長く使うということは、それだけ新しいOSに移行しずらくなり、その結果がVistaに移行するユーザーが少なかったのかもしれません。
 Windows Vistaは巷ではよくないOSとして言われていましたが、中身は良い人、頑張り屋さんなOSと私は思いました。よく居ますよね、他人には強面で非常におっかないお父さんでも、いざ家庭では子供や奥さんに対しては誠実でやさしいお父さん。そんな言葉にぴったりなOSで癖はあったものの、非常に味のあったOSという印象でした。