2018


 2018年もあと少しです。今年初めにIT業界の今年の動向を無責任に根拠なしで勝手に予想しましたが、結果はどうでしょうか。2回に分けて検証していきたいと思います。
1.仮想通貨の大暴落
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予想:
「今年はビットコインなどの仮想通貨が大暴落するでしょう。世間では今年は昨年以上に仮想通貨は好調とか経済評論家がいっていますが、そんなことはありません。バブルがはじけるように急落すると思います。
 仮想通貨のレートと実際のお金のつり合いが取れず、暴落するかもしれません。また、何か事件や動きがあって暴落するかもしれません。レートが上昇しっぱなしということは絶対になく、いつかは経済のように下がるわけで、上昇率は高いとその下落率も高いわけで、今年は注意しなければならないかもしれません」

結果:
 まさしく仮想通貨ならず「火葬通貨」となってしまいました。経済評論家のみなさん、昨年以上に仮想通貨は好調だ訳ないでしょう。実態の見えない通貨はやはり「罠」があるのです。特にこの仮想通貨は今年に入り世界中で「通貨ではない」といったお墨付きを得ました。また、今までの価格上昇に貢献していたのは「中国人」が半数を占めておりましたが、中国の規制が強化されてから仮想通貨から手を引かざるを得なく、そのため一気に下落しており、今でも相場が下がっています。実態の見えない通貨はやはり危険ですね。私はこの仮想通貨に関してはド素人ですが、実際通貨のレートと現金との釣り合いが全然取れていないのでは?とつくづく思います。


2.ITインフラの破壊
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予想:
 「破壊という言葉は極端かもしれませんが、今年はITインフラの障害が多い年となるでしょう。
 特に気を付けなければならないのが災害によるITインフラの破壊です。特に今年は地震や台風に気を付けなければなりません。なぜ地震が多いかといいますと、昔から東北地方でカメムシが多い年は冬の雪が多く、冬の雪が多い年は地震が多いと言われています。迷信かもしれませんが、言い伝えは大事にしたほうが良い場合もあります。巨大地震によってITインフラの破壊がならないことを祈りたいと思います。」

結果:
 本当に迷信通り今年は地震や災害が多かった年でした。「昔から東北地方でカメムシが多い年は冬の雪が多く、冬の雪が多い年は地震が多いと」などという言い伝えはやはり大事にしなければなりませんね。
 今年の地震で一番問題となったのは「北海道胆振東部地震」で、これによる「ブラックアウト」つまり、地域のすべてで停電が起こり、電力供給が全くできなくなる現象で、電力会社でも恐れられていた最悪の現象が起こってしまったのです。このブラックアウトは日本初で、その恐ろしさと復旧対策の難しさが分かったことになります。電源が無くなればITインフラは全滅することになり、その場合の方法はどうしたらよいか、情報をどのようにして入手するのは改めて考えなければならないことが今回勉強になったと思います。



3.ランサムウェアが進化
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予想:
 「昨年はランサムウェアの被害が多い年でしたが、このランサムウェアが今年進化するでしょう。
 どのように進化するかと言いますと、ファイルを暗号化するだけでなく、ある一定時間を過ぎると物理的にハードウェアを破壊してしまうというものかもしれません。またはファイルを暗号化するだけでなく、ファイルを完全に消してしまうかもしれません。要するに身代金を支払わなければファイルを暗号化するだけでなく完全破壊といったような悪質化する可能性があります。」

結果:
 ランサムウェアによる被害は減少しつつあります。しかしランサムウェアはやはり進化しており、標的はスマホやパソコンからIoT機器へと変化しているようです。ただし、このランサムウェアの身代金は仮想通貨で行われるため、この仮想通貨が暴落している今はちょっと落ち着いているのかもしれません。
 また、変わった進化を遂げて「ゲームを1時間やると暗号を解除する」といった変なのも登場しています。
 ランサムウェアはすでにいろいろな亜種が出回っております。決して騒いでいないから大丈夫といった過信なしないでください。日本で被害が少ないだけで、世界中では依然として猛威を振るっております。気を付けましょう。


4.新たな暗号化通信が登場
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予想:
 今年は今までの暗号化通信よりもより強固な暗号化の方法が登場するかもしれません。特にこの技術を使うと絶対にハッキングされないといいたようなものかもしれません。ただ実用化までは今年中にはできず来年以降になるでしょう。


結果:
 新年早々に新しい暗号化通信が発表されました。量子コンピュータでも解読が困難な新暗号方式が国内で開発され、その名も「LOTUS」と言います。この方法は 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)で開発されたものです。
 どういった内容かというと、説明してもチンプンカンプンで非常に難しいので省略しますが、簡単にいうと量子コンピュータでも解読できない方式だそうです。
 この方式が実用化されれば、安全性を100年以上に保つ強固な暗号システムが可能となるということだそうです。
 日本の技術はすばらしい!

5.新たなブラウザが登場
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予想:
 今年は新たなブラウザが登場するでしょう。どんなブラウザかと言いますと、ブラウザの中で他のOSのアプリケーションが使えるといったものです。えっ!それはエミュレータだよ言う人もいると思いますが、このブラウザを使うとどのOSのアプリも使えるといったエミュレータ兼ブラウザです。実際こんなブラウザが出来たらもうOSは関係なく、ある意味OSの統合みたいな感じで異なるデバイスのデータの共有など非常に便利になると思います。夢みたいな話ですが...。

結果:
 やはり、そんなブラウザは夢のようなブラウザでした。やhり技術的に非常に難しいのでしょうね。しかし、そんなブラウザがあったら世界は変わり、新たなデバイスも登場すると思います。
 いずれ何年後にそんなブラウザが登場するのかもしれません。

ということで、前半の今年のIT動向を無責任予想した結果を書いていきました。次回は残りの予想を検証していきます。