Firefox

 昨年末にMicrosoft EdgeのためにChromiumに移行することを発表し、Chromiumベースにユーザを取られて」いるFirefoxですが、今年に入り、変な実験機能を一部で装備しているようです。

 最新バージョンで新しいタブに広告を表示し始めているようです。これは海外で報告されており、Booking.comというホテルの予約サイトの広告が出るようです。

 対象となっているユーザーに次のような広告が出現します。


“その次の家族の再会を予定する準備はできましたか?これはFirefoxからの感謝です。今日のあなたの次のホテルのご予約はBooking.comで予約し、無料の$ 20アマゾンギフトカードをゲット。Firefoxからのハッピーホリデー!メッセージが表示されます。

「ホテルの検索」ボタンをクリックするとBooking.comに移動します。また、画面下部に表示される小さなポップアップも表示されBooking.comへのリンクが含まれているようです。

 Mozillaはこれらを「スニペット」と呼んでおり、何らかの広告配信の実験を行っているようです。このスペニットは最新バージョンのブラウザで起こりますが、すべてのユーザーがこの現象に遭遇しているわけではなく、一部の特定のユーザーでこの機能が起こっています。また対象となっていう地域なども現在は分かりません。

 Mozillaは、この機能を実験しているだけなのかそれともFirefox 64で予想される動作なのかについては現在声明を発表しておりません。


このスペニットを無効にするにはPreferences> Home> Snippetsで無効にすることができます。


 ユーザーがブラウザに表示される広告に満足していないことは言うまでもありません。また、機能を無効にすることは出来ますが、デフォルトで有効になっていると単純な事実が既存のユーザーに対し大きな不満を引き起こす可能性があります。
 Mozillaはこの事実を分かって実験を行っているようですが、その意図や実装されるのかどうかについては現在発表しておらず、正式な発表を行うことを期待したいと思います。