
デジタル中古機器を購入する場合に、失敗しない賢い見分け方を数回にわたり記載しております。今回は中古メモリを購入するにあたっての見分け方をご紹介します。購入の際はぜひ参考にしてください。

メモリを増設することにより、パソコンを快適に使用できますが、どんなメモリーでもよいわけではありません。メモリー選びの前に確認しておくべき事項を記載していきます。
1.メモリの規格・スロットの数を確認

パソコンのメモリの規格をチェックする必要があります。説明書やメーカーサイトなどでパソコンの仕様を確認しましょう。同時にメモリスロットに空きがあるかもチェックします。
スロットの空きがない場合は、容量が大きいものにしなければなりません。
メモリの規格にはDDR2・DDR3・DDR4などがあり、その規格によって形状が違ってきます。また、同じ規格でもクロック数が違ってきます。必ずクロック数も確認しましょう。
2.インターフェイス(形状)をチェック

形状には、DIMM とS.O.DIMMがあります。DIMMはデスクトップ用のメモリとなります。一方、S.O.DIMMはノートパソコン用のメモリになりますが、一部一体型のパソコンでもこのメモリを使用しているものもあります。
これらのことを確認したら、次は実際の中古メモリの見分け方をとなります。
1.メモリ購入は必ず短期でも保証のついているものをー必ず良品とは言えない。
メモリは消耗品であるということをまずは理解してください。メモリは使用頻度の期間が長いと内部でエラーを起こしている可能性があります。そのため、メモリを購入して使用した場合、最初は問題なく動作しているように見ても、途中でメモリエラーが起こるといったものもあります。メモリエラーは爆弾のようなもので、いつ起こるか分かません。そのため、いざというときに返品ができるように短期でも保証のついているものを選んでください。
2.中古メモリ購入はリサイクルショップよりもパソコンパーツ専門店から購入ーエラーチェックを行っている。
中古メモリはリサイクルショップなどでも販売されていますが、きちんと、中古パソコンパーツ専門店から購入することをお勧めします。リサイクルショップの場合、簡単な動作確認だけで判断しますが、中古パソコン専門店の場合、きちんとメモリーエラーチェックを行います。それで問題ないのだけが販売されています。きちんとメモリーエラーチェックを行ったメモリーを購入しないと、パソコンの破損の原因にもなります。
3.今現在使用しているメモリのメーカーと同じものをー相性の問題
メモリには「相性」という問題があります。いくら良品を購入しても、現在使用しているメモリのメーカーの相性により、認識・動作しない場合があります。また、動作したとしても思いがけないところでエラーを起こすものもあります。そのため、一番安全なのは現在使用しているメーカーと同じメモリを購入することです。同じメーカーだときちんと相性の問題も解決しております。
4.メモリの差し込み部分をチェックー汚れ・錆は厳禁

メモリの差し込みの金属部分の汚れや錆がないか確認してください。汚れや錆はエラーや破損の大きな原因となります。きちんときれいなものを購入してください。
中古メモリの購入は難しく、良い商品に合うか、悪い商品に合うか購入後実際使ってみなければ分かりません。しかし、上記のことを抑えておけば、質の良いメモリを購入する確率が向上します。きちんと見極めて質の良いメモリを購入するようにしましょう。
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