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 昨年から急に対立路線から融和路線に切り替わった北朝鮮と韓国ですが、その融和ムードの裏で、北朝鮮?(断定はできませんが)外国ハッカーは韓国に対しでハッキングを裏で行っていたことがわかりました。
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 この事件は今週初めに韓国の政治家によって明らかになり、韓国国防省内部のパソコンの10台が北朝鮮らしき未知のハッカー集団に侵害されたと述べております。このパソコンは、同省の軍事調達担当事務所である国防買収管理局に属していたパソコンだということです。

 事件は昨年の10月4日にハッキング行為が発見され、当初は30台近くのパソコンが標的となり、侵入をしようとしていましたが、そのうちの10台がターゲットとなり、ハッキングされたようです。

 このハッキング活動は3週間以上行われていたようで、韓国側は10月26日にサーバー上でデータアクセス等など異常な動きに気づき、ハッキングが明らかになりました。

 韓国国防省内のハッキングされたパソコンには、「次世代戦闘機」などの購入に関する情報を保存していたようです。しかし調査した結果、未知のハッカー集団は10台のパソコンに侵入したものの、北朝鮮に優位な情報は盗まれていなかったようです。

 北朝鮮の情報で非常に欲しい情報として、防衛やエネルギー、金融などがあり、これを中心にハッキング活動を全世界に対して行っている動きも見られます。

 韓国側によると、このハッキング活動を阻止するために、現在特別な処置を施していると報じていますが、過去の事例からみても、同じような事件を繰り返しており、その処置が成果をだしているのかは疑問です。
 過去に大きな事件として、韓国政府のすべてのシステムがウイルスにより起動できなくなったといった大きな事件がありました。
【過去の事件から】なぜ韓国で大規模システム障害が起こったか【特集】


 また昨年は、韓国は北朝鮮からゼロディ攻撃を受けております。

【オリンピックの裏で】北朝鮮がゼロデイ攻撃【ターゲットは韓国】

 このことから、現在は融和ムードで急速に接近し接している北朝鮮ですが、それはあくまでも表面の「顔」であり、実際の裏では韓国から自分たちに対して有利な情報を得ようとしている可能性が十分にあります。北朝鮮と韓国間のインターネット上の動向は今後も注意が必要です。