Windowsのトラブルは急にやってきます。通常はトラブルにあった場合「システムの復元」という機能で復元できますが、トラブル内容によってはsafeモードでもダメ、システムの復元も出来ないといった最悪の事態になる場合もあります。そんなとき、最終手段としてレジストリをバックアップから復元させてみるという手法もあります。OSリカバリーを行う前にやってみるのも一つの手でありますので、覚えておきましょう。

起動時のトラブルとして、Windowsの起動ロゴ画面が出た後、ログオン画面になる前に再起動になる、またはブルースクリーンが出るといった場合はドライバの問題やレジストリの問題があげられます。ドライバの問題だとsafeモードで起動できますが、レジストリの問題はsafeモードでも立ち上がらない場合があります。そのときブルースクリーン上では「STOP 0x0000007B」ハードエラーなどといった抽象的なエラーでしか表示されない場合があります。原因はいくつもありますが、まずはsafeモードで起動を目指さなければなりません。
WindowsのUEFI起動オプションの場合はシステムを以前の状態に戻すといったオプションもありますが、BIOS起動の場合は残念ながらありません。そこで、手動でレジストリを戻す作業を行ってみましょう。

用意するものはLinuxCD「KKNOPIX」が一番ベストですが、入手できない場合はWindows起動ディスクを用意してください。
(他のパソコンがある場合はぜひ「KKNOPIX」を入手して操作することをおすすめします。)
LinuxCD「KKNOPIX」は下記からダウンロードできます。
なぜ、LinuxCD「KKNOPIX」が良いというかと言いますと、「KKNOPIX」を使うとWindowsのようなGUI画面で、マウスで操作できるからです。どうしても周りに他のパソコンがない場合はWindows起動ディスクのDOSコマンドで操作を行います。
A.「KKNOPIX」での操作
1.まずは「KKNOPIX」をCDドライブに入れて、起動を行います。
画面が出てきたらデスクトップにある「KKNOPIX」フォルダをダブルクリックします。
2.エクスプローラーみたいな画面が出てきますので、システムハードディスクを開きます。そうすると、Windowsの時と同様にフォルダやファイル一覧のアイコンが出てきます。
3.「System Volume Information」というフォルダを開き、その中の「restore{英数字の羅列}」のフォルダを開きます。(この英数字の羅列部分はパソコンによって違います。)
4.さらに「RP(連番)」フォルダを開き、その中の「snapshot」というフォルダを開きます。この時、「RP(連番)」はいくつもありますが、更新日付が新しいものほど、最近の状態を保存したフォルダになりますので、更新日付の新しいフォルダを開いてください。
5.もし、3・4の手順の中でフォルダがない場合は「Windows」フォルダ→「system32」フォルダ→「config」フォルダ→「RegBack」内にあるかもしれません。
6.4の手順のフォルダを開いた場合、
_REGISTRY_MACHINE_SAM
_REGISTRY_MACHINE_SECURITY
_REGISTRY_MACHINE_SOFTWARE
_REGISTRY_MACHINE_SYSTEM
_REGISTRY_USER_.DEFAULT
がレジストリのバックアップとなります。
7.5の手順のフォルダ開いた場合
SAM
SECURITY
SOFTWARE
SYSTEM
DEFAULT
がレジストリのバックアップとなります。
ここでどちらの手順で開いた方が良いかということになりますが、原則として4の手順で開いたものを使用する方が復元率が高くなります。
7.次に、メニューの「ファイル」から「新規ウィンドウ」を開き、別のウィンドウを開きます。
8.2の時と同様にシステムハードディスクを開きます。そして、「Windows」→「System32」「config」とフォルダを開きます。
9.この中に
SAM
SECURITY
SOFTWARE
SYSTEM
DEFAULT
というファイルがありあす。これが現在のレジストリです。
10.現在のレジストリのファイルをマウスで右クリック→名前を変更をし、
SAM を SAM.BKというようにファイル名の後ろに「.BK]とつけます。この作業を
SAM
SECURITY
SOFTWARE
SYSTEM
DEFAULT
すべて行います。
11.4の手順でフォルダを開いた場合、「RP(連番)」内の
_REGISTRY_MACHINE_SAM
_REGISTRY_MACHINE_SECURITY
_REGISTRY_MACHINE_SOFTWARE
_REGISTRY_MACHINE_SYSTEM
_REGISTRY_USER_.DEFAULT
をマウス右クリック→コピーし「config」内のフォルダに右クリック→貼り付けを行います。
この作業を
_REGISTRY_MACHINE_SAM
_REGISTRY_MACHINE_SECURITY
_REGISTRY_MACHINE_SOFTWARE
_REGISTRY_MACHINE_SYSTEM
_REGISTRY_USER_.DEFAULT
すべて貼り付けます。貼り付けが終わったら、
_REGISTRY_MACHINE_SAMをマウスの右クリックで名前を変更し、「SAM」にします。
同様に
_REGISTRY_MACHINE_SECURITY を SECURITY
_REGISTRY_MACHINE_SOFTWARE を SOFTWARE
_REGISTRY_MACHINE_SYSTEM を SYSTEM
_REGISTRY_USER_.DEFAULT を DEFAULT
にします。
12.5の手順でフォルダを開いた場合「RegBack」内の「SAM」ファイルを右クリックし「コピー」
「config」内にマウスで右クリック→貼り付けを行います。
同様に
SECURITY
SOFTWARE
SYSTEM
DEFAULT
コピーを行います。
「KKNOPIX」を終了し、再起動させてみてください。
B.DOSコマンドでの操作
DOSコマンドでの操作の場合、.「System Volume Information」に直接アクセスできませんので、C:\Windows\System32\config\RegBack のレジストリバックアップを使用する方法よなります。
1起動ディスクを入れ、DOSプロンプトを表示させます。
2.現在のレジストリをバックアップします
C:\Windows\System32\configのフォルダーに移動します。
>cd /d c:\Windows\System32\config →「Enter」
現在のレジストリファイル名に拡張子「.BK」を付け、別名に変更します。
>ren DEFAULT DEFAULT.BK →「Enter」
>ren SAM SAM.BK →「Enter」
>ren SECURITY SECURITY.BK →「Enter」
>ren SOFTWARE SOFTWARE.BK →「Enter」
>ren SYSTEM SYSTEM.BK →「Enter」
3.バックアップのレジストリを復元させます。
コマンドプロンプトが
C:\Windows\System32\config>
となっているのを確認してください。
レジストリをコピーします。
>copy RegBack\DEFAULT DEFAULT →「Enter」
>copy RegBack\SAM SAM →「Enter」
>copy RegBack\SECURITY SECURITY →「Enter」
>copy RegBack\SOFTWARE SOFTWARE →「Enter」
>copy RegBack\SYSTEM SYSTEM →「Enter」
4.パソコンを再起動させます。
レジストリの復元で起動できるケースはよくあります。OSをリカバリーを行う前に最終手段として行ってみてください。

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