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 Windows10 バージョン1903への更新可能条件の一つで、USBドライブを接続している場合、更新がブロックされるということが分かりました。


 Microsoftの新しいサポート情報によるもので、2018年4月の更新プログラムまたは2018年10月の更新プログラムを適用している場合、今回のバージョン1903にアップグレードを行う場合、USBを使用した外部メディアが接続されているとアップグレードがブロックされるということです。
 これはアップグレード中にUSBデバイスのドライブ文字が再割り当てされる可能性があるため、ブロックを行うということのようです。このUSBドライブを使用していると、このUSBドライブ(SDカードドライブを含む)と他のドライブの再割り当てとの競合が発生したり、アップグレード後に必要なソフトウェアが正しくロードされなくなり、それによって不適切なドライブ文字が再割り当てされる可能性があるためです。
 この現状が起こると、この不適切なドライブ文字が再割り当てされるのがUSBドライブだけでなく、内蔵HDDやSSDなども影響を及ぼし、どれによってドライブ文字がめちゃくちゃになるということです。

 USBドライブが接続なっている場合、アップグレード時に「このPCはWindows 10にアップグレードできません」というエラーを表示します。
 この問題を解決するには更新時に一旦すべてのUSBドライブ(カードリーダーを含む)を外し、更新適用後再接続を行うことになります。

 Microsoftはこの問題について、将来のWindows 10サービスアップデートで修正されると述べており、WindowsUpdate経由で一般配信を開始するまでには修正するとのことです。
 なお、今回のバージョン1903を行うにあたっての更新時のドライブ必要容量は約30GBとなります。30GB以下の空き容量の場合はアップグレードはできません。この必要容量は前回の更新よりも大きくなっておりますので注意してください。