WindowsDefender

Windowsの標準セキュリティソフトである「Windows Defender」が、ある日突然仕事をしなくなったといった状況が発生しておあります。セキュリティスキャンを実行してもスキャンしてくれないというのです。
 
 この現象はWindows Defenderのエンジンのバージョンを4.18.1908.7にすると手動スキャン機能が動作しなくなります。
 このエンジンバージョン4.18.1908.7は、以前の更新プログラムが2019年7月のロールアウトの一部として導入したシステムファイルチェッカーエラーを修正することになっておりますが、この2019年7月のロールアウトの不具合により、元々 sfc / scannowチェックによりWindows Defenderコンポーネントが破損していると誤ってフラグが立てられ、今月リリースされた更新プログラムはこの予期しない動作を完全に解決することになっています。
 しかし、 この新しい更新プログラムを適用すると、実際にはWindows Defenderの手動スキャン機能をを選択しても、システムスキャンを開始した後、すぐにプロセスが途中で終了し、ほんの少数のファイルがスキャンされたと報告しています。
 ただし、すべてのハードディスクの内容のカスタムスキャンを行うと、正常に機能します。また、Windows Defenderが定期的に実行する自動スキャンは影響を受けません。

 この問題は、Windows 10のWindows Defender以外にも、Windows 8.1のWindows Defenderも影響が出ております。 Windows 7のOSは、Windows Defenderと同じエンジンを使用するMicrosoft Security Essentialsも影響が出ております。

 マイクロソフトは既に問題を認識しており、すでに手動スキャンオプションのみに影響する問題を確認し、修正を出しております。
 この修正はセキュリティインテリジェンスバージョン1.301.1684.0の一部として修正をリリースししております。ユーザーはできるだけ早くインストールすることをお勧めします。
 この最新のセキュリティインテリジェンスアップデートがインストールされた後、正常に動作します。