Win7
 Windows7ならびにServer 2008サポートを来年初めに終了し、それによってセキュリティパッチの配信も停止します。各企業や個人は対応に追われることになりますが、予算や価格の面から対策を打てていないというのが現状だと思います。そこで、延長サポート終了後も少しでも延命するために1つの方法をご紹介します。
 延長サポート終了後一番怖いのは、大きな脅威が出た場合、セキュリティパッチが受けられないということです。Microsoftでは企業を中心にセキュリティパッチを有償で提供するということですが、価格が非常に高く、とてもこの方法を導入するのは難しいと思います。

 まずは今までの形で定期的にセキュリティ修正を取得する方法がベストですが、その方法の代替手段があります。ぜひ検討する価値はあると思います。

 「0Patch」というサービスを使用するという方法です。
 まずはリンクは下記となります。

0PACHI

 Microsoftが2020年1月14日にWindows 7とWindows Server 2008のサポートを終了した後でも、 0Patchプラットフォームは引き続き脆弱性の修正をエージェントに配布することができます。

 Microsoftが配布する対象となる高リスクの問題の定義は、悪用が容易なもの、攻撃ですでに使用されているもの、現実的なリモートコード実行シナリオにつながる欠陥、またはすぐに適用できないパッチがあるものが含まれます。
 この0Patchの場合、それらのサポートされていないWindowsバージョンに脆弱なコードが存在する場合、0Patchチームは、脆弱性をトリガーしてパッチを移植する作業を開始します。
 テストが成功すると、すべてのWindowsマシンは60分以内にこの修正プログラムを受け取ることができます。
 フリー版もありますが、これはフリーのパッチしか受け取ることができません。セキュリティを高めたい場合はプロ版を使用した方が良いと思います。年間25ドル前後(2500円)で、ボリュームライセンス割引もあるようです。この価格でサポートを受けることができ、なおかつ、Microsoftみたく翌年には倍の金額になるということもありません。次の年も同じ価格で提供となります。

 0Patchによると、少なくとも1年間Windows 7とServer 2008をサポートしますが、最終的には、市場のシェアによってセキュリティの持続期間を決定するとのことで、数年間はサポートを受けることができると思います。
 なお0Patchのサイトは英語ですので、Google翻訳しながら見てください。

 今回はWindows 7とServer 2008サポート終了後、引き続きセキュリティを維持するためのひとつの方法をご紹介しました。