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 Windows10の次期更新・秋の更新バージョン1909が近づいてきました。更新時にエラーコード「0xc1900208」または「0xc1900209」によって更新できないといったトラブルが前回同様発生する可能性がありますので、この場合の原因と対処方法を事前にお知らせいたします。
このエラーの内容はWindows10の最新バージョンに対応していないアプリケーションがインストールされている場合にこのエラーコードが返されます。
KOUSINERR01

 これらが出る原因は多数ありますが、その中の代表的なものを紹介します。

1.ドライバソフトが最新のものになっていない、またはMicrosoftの証明を受けてないドライバを使用している。
 このエラーコードが出た場合の大半はハードウェアのドライバソフトがバージョン対応になっていない最新ではないドライバソフトが使用されている、またはサードパーティ製のドライバでマイクロソフトからの証明を受けていないドライバソフトを使用している場合に発生します。
 ドライバソフトが最新のものかどうか調べることが難しいと思います。そこで、「Driver Booster 7 Free」というソフトを使用してドライバを最新のものにするという方法があります。

「Driver Booster 7 Free」は下記からダウンロードできます。
http://jp.iobit.com/free/driverbooster.html

DDBIMG

 インストール後、スキャンを行うだけで最新のドライバソフトかどうか調べることができ、最新でないドライバの場合は更新で最新のドライバにアップグレードできます。

2.常駐ソフトが最新のバージョンに対応していない。

 スタート時に自動起動となる常駐ソフトが最新のものに対応していない場合もこのエラーコードが返されます。とくに多いのがセキュリティソフトで、最新のバージョンにしていない場合にこのエラーが出る場合が多いようです。また、同時にセキュリティソフトのバージョンアップの対応が遅れており、対応されていない場合も、このエラーが起きます。

 Windows起動時の常駐ソフトを外すには次のソフトをおすすめします。「Argente Utilities」というソフトです。下記からダウンロードできます。
https://argenteutilities.com/

argente

 
 常駐ソフトの場合、タスクで常駐するもの、レジストリで常駐するもの、サービスで常駐するものの3種類があります。これらの常駐プロセスを一覧でON・OFFすることができます。
 Windowsの大型更新の場合、余計な常駐ソフトをいったんすべて外してから行う方が安全な方法となり、更新もスムーズに行うことが出来ます。
 

3.ネットワークカメラやマイクなど周辺機器による原因(USB機器類)
 
エラーコードの原因で見過ごさせる一つの原因にネットワークカメラやマイクなどUSBを使った周辺機器による原因があります。特にネットワークカメラは要注意ですが、中にはUSBメモリや外付けハードディスク、Wi-Fiルーター、赤外線受信機などがあります。マウスやキーボード以外のUSB接続を使用している場合にこの現象が発生している場合も多く事例としてありますので、なるべく周辺機器はいったん外して更新してください。

 これら以外にも原因はさまざまありますが、代表的な例を3つ挙げさせていただきました。更新時にこのエラーコードが返されて困っている人はこの記事をみて原因を突き止めてください。まずは更新を成功させることが第一です。更新が成功したら次の方法を考えるのがベストな方法となります。