tosiden

 以前に、パソコンにまつわる都市伝説を掲載しましたが、最近この記事を書くことを忘れてしまっていました。今回は久しぶりに記載していきたいと思います。「都市伝説」とは、だれがいつのまにか囁くようになり、そのうわさが広まって現在に伝わる伝説のことを言います。
今回もそのパソコンにまつわる「都市伝説」をご紹介しましょう。
1.サダム・フセインはイラクの兵器計画のためにPlayStation 2(PS2)を大量購入した
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 どうやらこの都市伝説は本当に近い事案ようです。アメリカ同時多発テロ(9.11事件)後、サダム・フセインがアルカイダの支援をしている可能性があることから、2000年の国連の制裁措置により、フセインに対してコンピュータハードを入手させることを禁止する決議がなされました。これにより、イラクにパソコンなどのコンピュータ関連の輸出が一切できなくなりました。サダム・フセインは核兵器の開発、無人戦闘機の制御のためのスーパーコンピュータを構築するために、世界中から4000台以上のPS2(プレイステーション2)を購入したといわれています。
 この話については真偽といった意見がいろいろとありましたが、アメリカ政府の内部文書やこの件に対する事案の告発者などが現れたことから、どうやらこの都市伝説は本当に近いことだといえます。
 ただし、事実といえないのは、アメリカの国防省諜報庁がこの件に関しては言葉を濁しているということです。国防所によると、「確かに、さまざまな機関がこの件を調査した」と言う一方、「もしもあらゆる技術が軍事応用可能だとしたら、PS2はわれわれにとって興味深いものとなるだろう」。といったものであり、この件については嘘とも本当とも言っていないため、もしからしたら、この件はアメリカの国防省が隠しているのではとも言われています。もし、この件が本当と言えば、PS2でスーパーコンピュータを構築することが出来るということを認めることになり、後のテロでも非常に脅威となることから、あえて言葉を濁しているかもしれません。

2.政府は皆の電子メールを読んでいる
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 この説はよく、秘密結社イルミナティ、エリア51(米軍秘密基地)での監視などさまざまな俗説がプラスされてささやかれている説ですが、結論から言うと、普段は政府はプライバシーの問題から皆の電子メールを読むことはありません。ただし、これには例外があります。
 最近、ニュースで耳にする「テロリスト」、このテロリストに指定されている人の場合はおそらく情報機関でメールの内容をチェックを行っている可能性があります。
 これはアメリカの法律である、米反テロ法(Patriot Act)の中できちんと明記されており、政府機関が容疑者および容疑者の通信相手すべてのメールを読むことが認められている。そのため、スパイ行為に関連したものやテロに携わったものの容疑者のメールは当然チェックを行っていることになります。
 メールのチェックはおそらくひとつひとつチェックしているわけでなく、機械的に判別し、テロに対する内容などを自動的に抽出しているかもしれません。

 あと、もうひとつこの説が本当のところがあります。それは「中国」です。数年前まではこの件は都市伝説でしたが、現在は都市伝説ではなく、本当のこととなっています。
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 現在、中国は国民を監視するためのAI技術を進めています。このAI技術によって監視カメラでの監視はもちろんのこと、ネットでの検閲も強化しています。現在中国ではちょっとした政府に反する言葉を記載したメールを送受信するだけで検閲に引っかかってしまいます。それならず、あまりに政府に反抗的な内容だと、もし中国国内にいた場合、中国政府の当局が居場所を突き止め監視対象となってしまいます。それほど、現在の中国は完全監視社会となっているわけです。

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 これらすべてが検閲の規制になっています。試しに、○○(中国の国家元首の名前)、クマのプーさんと記載された内容のメールを中国国内で送受信すると、なぜかそのメールが消えてしまいます。

3.AI技術を使うと、すべてが正しい判断を行うものができる。
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 最近AI技術という言葉がいろいろなところで耳にします。よく言われるのがAI技術は正しい判断を行うといった都市伝説的な言葉ですが、これは間違っています。AIはすべてが正しい判断を行うわけではありません。
 AIというのは、人間の専門家によるデータやルール、その他の入力に基づいており、それらに対する事例を何通りも学習させ覚えさせ(いわばディープランニング)、事例を積み重ねて初めてAIの本来の力を発揮します。ただし、ここで注意しなければならないのが、AIがどんなことを学習させたかということです。
 以前、とあるAI知能をもったロボットが「人間を滅ぼす」と発言し注目されました

ソフィア ロボット 翻訳された



【驚愕】AIロボットが言った恐ろしい言動4選

人工知能 AI 同士を会話させてみると恐ろしい事実が判明。


 このようにAIというのは使い方によって非常にヤバいものになってしまう可能性があります。現在のAIは逆にきちんとした判断ができない可能性も十分にあると理解した方が良いかもしれません。そう考えないと、いずれは

「AIが人間の知能を超え、支配されてしまう。」といった都市伝説が本当のことになってしまうかもしれません。