update

 Windows Updateである日突然エラー0x8e5e03faによってダウンロード・更新が出来なくなるといったことがあります。このエラーはWindows10だけでなく、Windows7やWindows8.1のOSにも発生することがあります。このエラーは通常WindowsUpdateで使用しているファイルが破損しているのが主な原因です。このが出た場合は次の方法で修正することができます。


1:組み込みの更新のトラブルシューティングツールを実行する

 Windows 10の場合、トラブルシューティングツールが付属しています。これらのトラブルシューティングツールを使用すると、対処している問題を簡単に認識し、すぐに修正することができる場合があります。これらのツールは、問題が起こった場合、解決できなかった問題を解決してくれる場合も多くありますので、まずはこのトラブルシューティングを試してみます。ただし、Windows8.1やWindows7なのOSにはこの機能がありません。

以下の手順に従って修正を試みます。


1.[スタート]ボタンをタップし、電源ボタンのすぐ上にある歯車アイコンを見つけて、設定を開きます。
2.[更新とセキュリティ]→[トラブルシューティング]に移動します。
3.最初に、Windows Updateトラブルシューティングツールをクリックし、画面の指示に従ってトラブルシューティングを続行します。

YSYUU01

4.Windows Updateトラブルシューティングツールのプロセスが完了したら、次に同じくインターネット接続のトラブルシューティングツールを実行します。


2:Windows Updateコンポーネントを再起動する

 このWindows Updateコンポーネントを再起動する方法はWindows10以外のOS(Windows7やWindows8.1)でも試すことが出来ます。
 
 まずは、問題が大きくならないようにレジストリをバックアップすることをお勧めします。レジストリのバックアップ方法はシステムの復元ポイントを作成することになります。

 [ スタート ] を右クリックし、[ システム(Y) ] をクリックします。
「 バージョン情報 」 が表示されます。 Windows10の場合はバージョン情報の中の「システム情報」をクリックします。
 画面左側の [ システムの保護 ] をクリックします。
「 システムのプロパティ 」 の 「 システムの保護 」 タブ画面が表示されます。 ...
「 復元ポイントの作成 」が表示されます。

この方法で現在の状態の復元ポイントを作成してください。

次に、Windows Updateに関連する各種サービスを強制終了します。スタートメニューを右クリック→検索→「コマンドプロンプト」と入力します。検索結果を右クリックし「管理者として実行」オプションを選択します。コマンドプロンプトが開いたら、次のコマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押します。



net stop bits
net stop wuauserv
net stop appidsvc
net stop cryptsvc


この後、更新コンポーネントのリセットするため、いくつかのファイルを削除する必要があります。これは、管理者権限でコマンドプロンプトで次のコマンドを実行してください。コマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押します。

Del “%ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Microsoft\Network\Downloader\qmgr*.dat”



次に、更新プロセスをコアから確実にリセットするため、SoftwareDistributionおよびcatroot2フォルダーの名前を変更します。コマンドプロンプトでこのコマンドを実行してください。

Ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.bak
Ren %systemroot%\system32\catroot2 catroot2.bak



次は、BITS(Background Intelligence Transfer Service)およびwuauserv(Windows Update Service)をデフォルトのセキュリティ記述子にリセットします。

以下のコマンドを変更しないように注意し、コマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押します。

exe sdset bits D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)

exe sdset wuauserv D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)

「Cドライブのsystem32」に移動するため以下をコピーして、コマンドプロンプトに貼り付けキーボードのEnterキーを押します。

cd /d %windir%\system



BITSファイルに、Windows更新プログラムのファイルを登録します

以下を一行ずつコピーして、コマンドプロンプトに貼り付けEnterキーを押していきます。少しありますが、1行1行すべて行ってください。

regsvr32.exe atl.dll

regsvr32.exe urlmon.dll

regsvr32.exe mshtml.dll

regsvr32.exe shdocvw.dll

regsvr32.exe browseui.dll

regsvr32.exe jscript.dll

regsvr32.exe vbscript.dll

regsvr32.exe scrrun.dll

regsvr32.exe msxml.dll

regsvr32.exe msxml3.dll

regsvr32.exe msxml6.dll

regsvr32.exe actxprxy.dll

regsvr32.exe softpub.dll

regsvr32.exe wintrust.dll

regsvr32.exe dssenh.dll

regsvr32.exe rsaenh.dll

regsvr32.exe gpkcsp.dll

regsvr32.exe sccbase.dll

regsvr32.exe slbcsp.dll

regsvr32.exe cryptdlg.dll

regsvr32.exe oleaut32.dll

regsvr32.exe ole32.dll

regsvr32.exe shell32.dll

regsvr32.exe initpki.dll

regsvr32.exe wuapi.dll

regsvr32.exe wuaueng.dll

regsvr32.exe wuaueng1.dll

regsvr32.exe wucltui.dll

regsvr32.exe wups.dll

regsvr32.exe wups2.dll

regsvr32.exe wuweb.dll

regsvr32.exe qmgr.dll

regsvr32.exe qmgrprxy.dll

regsvr32.exe wucltux.dll

regsvr32.exe muweb.dll

regsvr32.exe wuwebv.dll



 すべての更新プログラムのファイルを登録したら次に、レジストリ上にファイルが残っていないか確認します。検索バーまたは[実行]ダイアログボックスに「regedit」と入力して、レジストリエディターを開きます。 レジストリエディターで次のキーに移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE \ COMPONENTS



コンポーネントキーをクリックし、ウィンドウの右側で次のキーを確認します。
それらのいずれかを見つけたらそれらをすべて削除します。

PendingXmlIdentifier
NextQueueEntryIndex
AdvancedInstallersNeedResolving


次にWinsockをリセットすることです。以下をコピーして、コマンドプロンプトに貼り付けEnterキーを押します。

netsh winsock reset


次に、Windows 7、8、8.1、または10を実行している場合、プロシキをリセットします。以下をコピーして、コマンドプロンプトに貼り付けEnterキーを押します。


netsh winhttp reset proxy


上記のすべての手順が問題なく完了した場合、BITSサービス、Windows更新プログラムサービス、暗号化サービスを起動します。


以下を一行ずつコピーして、コマンドプロンプトに貼り付けEnterキーを押していきます。

net start bits

net start wuauserv

net start appidsvc

net start cryptsvc


リストされているすべての手順を実行した後、コンピューターを再起動します。
もし、途中で失敗した場合は先ほどの作成したシステムの復元ポイントの復元を行ってください。