CORONA

 みなさんもご存じの通り、世界中でコロナウイルスよるパンデミックが発生しており、世界中で経済活動がほぼ停止しております。もちろんIT業界も例外ではありません。現在のコロナウイルスによるIT業界の影響をまとめてみました。毎日コロナウイルスによる報道で少々疲れているかもしれませんが、ちょっとだけお付き合いしてください。
 まずは、Micorosftでは今回のChroniumベースのEdgeの更新を一時ストップするとのことです。これは世界中で外出制限かかけられており、そのためリモートで働いているため、互換性の問題が発生した場合に迅速な対応を必要とする可能性のある主要なアップデートをリリースしないことで、開発者の生活を楽にしようとしています。
 マイクロソフトエッジの開発チームによると
 「現在の状況を踏まえて、Edgeチームはクロムプロジェクトと一致するEdge 81への安定チャネルの更新を一時停止します。Edge 80 のセキュリティと安定性の更新を継続することにコミットしています。来週、もっと分かち合う必要があります」とのコメントを出しております。
 また、マイクロソフトは、コロナウイルスの流行により、世界中のすべての Microsoft Store の拠点を閉鎖すると発表しております。

 同じくGoogleもEdgeと同様Google Chromeの主要なアップデートがまったく同じ理由でブラウザにプッシュされなくなると発表しました。
 Googleによると、
 「調整された作業スケジュールのため、今後の Chrome と Chrome OS のリリースを一時停止しています。私たちの目標は、彼らが彼らに依存している人のために安定した、安全で、そして信頼できることを保証することです。Chrome 80 に含まれるセキュリティに関連する更新プログラムに優先順位を付けます。「お楽しみに」とコメントを出しております。

 また、GoogleのサービスのYouTube は、コロナウイルスの影響でヨーロッパ地域のYoutubeではHD ビデオ解像度を無効にしたとのことです。
 外出禁止令によりインターネットの利用が増加し、マイクロソフトチームを含む一部の製品は、接続数が多いためオンラインのままでいるのに苦労しました。Facebookはまた、トラフィックの急増のためにWhatsAppが問題を経験したことを確認し、同社はメッセージングサービスのサーバー数を倍増させております。そのことからヨーロッパ大陸の帯域幅の使用量を減らし、サーバーの負担を軽くするということだそうです。

 同時にネットフリックスもSDモードに切り替える可能性が高いということで、Netflixの最高経営責任者(CEO)であるReedHastingsとの重要な電話での会話のやり取りの中で、「すべての人にインターネットアクセスを確保するために、HDが必要でないときに定義をSDしましょう」といった内容をツイートしております。


 また、Googleはコロナウィルスの影響のためにGoogle Cloud Next '20を当初、イベントを物理的な会議からオンラインのみの会場に切り替えることに決めましたが、そのイベントも後日に延期するを発表しました。感染拡大を防ぐため、Googleは「今、私たちができる最も重要なことは、お客様、パートナー、そしてお互いをサポートすることに注力することです。Google Cloud Next '20: デジタルコネクトを実現することに全力で取り組んでいますが、タイミングが合ったらイベントを開催します。進化する状況をより良く感じた新しい日付を共有します。」と今回の決断を下したようです。


 一方、ゲームハードウェアのメーカーであるRazerは、新しいコロナウイルスとの戦いでそれらをサポートするために世界中の国々に寄付される外科マスクを生産するために、自社の製造ラインをマスクの製造ラインに変換することを発表しました。
Razer当局者は
「ここ数日、当社のデザイナーとエンジニアは、既存の製造ラインの一部を変換して外科用マスクを製造し、世界中の国々に寄付できるように24時間シフトで働いてきました」と述べておち、すでにマスクの生産は開始されています。

 今回の外出禁止令が出ている一方、会社に行かなければならない企業もあります。その企業はAppleです。Appleは、リークやプロジェクトに関する情報の漏えいを防ぐための取り組みを常に増やす企業として知られているので、従業員に重要なシステムへのリモートアクセスを提供することは、困難だということです。Appelはコロナウイルスの流行のために自宅で働くようにスタッフに言ったが、従業員の多くの人はアップルの制限のためにこのことはかなり難しいと言っており、Appleのエンジニアは、会社側は可能であれば家にいるべきだと主張しているにもかかわらず、Appleの本社で働き続けています。


 このように、現在コロナウイルスの影響によってさまざまな弊害や問題などが出てきております。感染拡大防止に世界中で取り組んでいますが、ワクチンが開発されない限り感染拡大の防止の手法はやはり物理的な防止方法しかありません。この状況はまだまだ続くことは目に見えており、IT業界の経済にも大打撃になっていることは他の職種同様で、このコロナウイルスの感染の収束を願うしかないようです。世界中のみなさん、この状況をかならず克服できるようお互いにがんばりましょう。