Win102004
 今回はWindows10の大型更新のブロックを行うために、レジストリの調整で残したい Windows のバージョンを指定し、新しい機能更新プログラムのインストールを禁止する方法をご紹介します。
 本題に入る前になぜ、今回このようなことを記事にしたかと言いますと、Windows 10 の 2019 年 5 月の更新プログラム(バージョン1904)では、Windows Update の設定を使用して、機能更新プログラムを含むすべての Windows 10 更新プログラムを最大 35 日間延期することが出来ました。また、Windows 10 Pro やその他のエンタープライズ バージョンには、最大 365 日間ブロックできる更新プログラムの延期機能も用意されていました。
 しかし、今回の2020 年 5 月の更新プログラム(バージョン2004)から、Windows Update の操作が簡略化されたことにより、Pro、エンタープライズ、および Education バージョンを実行しているユーザーの機能更新の最大 365 日間延期設定が削除されてしまいました。これによってユーザーはバージョンアップを避けることができなくなります。しかし、使用環境の問題やトラブルの懸念からどうしても更新を延長しなければならない場合があります。そのため、今回はレジストリを使用して
Windows 10の更新をブロックする方法を紹介することにしました。

 なお、この操作は、Windows 10 Pro およびその他のエンタープライズ バージョンでのみ使用でき、Windows10 Homeでは残念ながらこの操作は機能しません。この方法は使用する Windows 10 のターゲット バージョンを設定し、それ以降のバージョンの更新をブロックするといった方法となります。
 Windows 10 のターゲット リリース バージョンを指定するには、次の手順を実行します。

  1. Windows スタートを開きます。
  2. ' レジストリ エディタ' を検索し、検索結果に表示されたら選択します。
  3. レジストリ エディタで、HKEY_LOCAL_MACHINE に移動します。
  4. Windows Updateを探し、見つかったら右クリックし、[新規] > 'DWORD (32 ビット) 値' を選択します。
  5. 'TargetReleaseVersion' を名前として入力し、値を1に設定します。
  6. Windows Update でもう一度右クリックし、' 新規' →'文字列値' を選択します。
  7. 新しい文字列値 'TargetReleaseVersionInfo' という名前を付けます。このキーは残したい Windows 10 のバージョン番号を値として設定するキーとなります。
  8. 先ほど設定した'TargetReleaseVersionInfo' に最終使用するバージョンを入れます。たとえば、Windows 10 1909 を使用していて、そのバージョンをそのまま使用し、Windows 10 2004 にアップグレードしない場合は、値'1909'と入力します。
  9. 設定が終わったら再起動します。

 なお、この操作はWindows 10 バージョン 1803 以降で使用できます