「サードパーティ製ドライバをインストールする際に、"Windowsではこのドライバソフトウェアの発行元を確認できません "というエラーが表示されることがあります。また、Windowsエクスプローラを使用して署名のプロパティを表示しようとすると、"No signature was present in the subject "というエラーが表示されることもある」とMicrosoft社は説明しています。
　このエラーが発生する可能性がある理由は、Windowsによる検証中に不適切な形式のカタログファイルが検出された場合でエラーが起きます。
　今回のリリースから、WindowsはカタログファイルのDERエンコードされたPKCS#7コンテンツの有効性を要求するようになります。カタログファイルは、X.690 の SET OF メンバーのための DER エンコードの記述の 11.6 節に従って署名されなければなりません。この不適切な形式のカタログファイルが検出された場合の問題については他のバージョンも影響を受けており、Windows 10のバージョン1803以降でも同様の問題が発生するとのことです。さらに、Windows 8.1のユーザーもこのバグに遭遇する可能性が高いとのことです。そのため、Windows 10とインストールしようとしているOSの新しいバージョンをサポートする新しいドライバが必要になります。この問題が発生した場合は、ドライバベンダーまたはデバイスメーカー(OEM)に連絡し、問題を修正するために更新されたドライバを提供してもらう必要があります。

　また、今回の更新で、提供された他のユーザーがデバイスをアップグレードする際に他の問題に遭遇することもあり、アップデートの展開が進むにつれて、より多くの問題が追加される可能性があります。この問題は今までのバージョンアップの際に必ず起こる問題で、それに対応するために場合によってはまた提供を中断する場合があります。

　結論として、今回のアップデートについては大規模な機能更新プログラムではないことから、安全性を考えるために、無理して早急にアップデートを行わず、インストール時の問題の内容とそれに対する対策がある程度整ってからアップデートを行った方が良いと思います。