5CH
 日本で最大の掲示板といえば5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)であり、だれもが一度はみたことがあると思います。この5ちゃんねるですが、現在、閉鎖されてしかうといった危機にさらされております。現在は閲覧や書き込みができるものの、ある日突然閲覧すら出来なくなる日が来るかもしれません。この件についてちょっと記載していきたいと思います。
 まずは本題に入る前に5ちゃんねるの歴史をちょっと記載していきます。
2CH

 5ちゃんねるの前身は2ちゃんねるで1999年5月に西村博之氏が個人サイトとして開設された掲示板です。それ以前ネットユーザーは「あやしいわーるど」などの総合掲示板が存在したが、1998年閉鎖。その後「あめぞう掲示板」が引き継いた形で、総合掲示板として利用されていました。
 しかし、「あめぞう」の運営は安定したサーバー環境を確保できておらず、その他にスクリプト荒らしなどにも遭ったため、1999年5月にあめぞうのサブ(避難場所)として2ちゃんねるが開設されました。
 このようにして開設された2ちゃんねるは初期から多くの閲覧者や書き込みがあり、「東芝クレーマー事件」を大きく取り上げたことや、同年9月30日に発生した東海村JCO臨界事故の実況などにより参加者が急増しました。その後、あめぞう掲示板が同年10月にサーバー不調などで機能不全に陥ったことから、2000年には閉鎖となり、それによってより多くの利用者が2ちゃんねるに移動しました。
SEIBBUS

 この2チャンネルの知名度が上がったのが、2000年5月の西鉄バスジャック事件で、この事件の犯人が2ちゃんねるに状況を書き込んでいたことから急激に知名度を上げました。
 翌2001年3月には日本生命が誹謗中傷の書き込みをされたとして、裁判を起こしたことから、2ちゃんねるは一般社会に広く知られるようになります。

 その後、利用者数は伸びていましたが、事件があることに運営管理人である西村博之氏の責任についての論議もいろいろあり、その理由かどうか分かりませんが、2009年、サイト管理者である西村博之から2ちゃんねるはシンガポールにあるパケットモンスター社に運営権が移転します。しかし、2014年2月、2ちゃんねるの実質的管理権限が何らかの理由によりパケットモンスター社からジム・ワトキンスに移転し、通称「ジム」が2ちゃんねるの実質的管理者となります。この管理権限により、新たに西村博之氏は新たな掲示板「2ちゃんねる」、ドメインは「2ch.sc」を立ち上げます。この「2ちゃんねる」および「2ch」という言葉は「2ch」および「2ちゃんねる」は、西村博之氏は日本国内で権利を有する商標を持っています。

 一方、ジム・ワトキン側の「2ちゃんねる(2ch.net)」は2017年、「5ちゃんねる」(ごちゃんねる)へ名称変更となり、ドメイン名も「5ch.net」に変更されました。
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 この5チャンネルになってから、幾度となく閉鎖危機が来ており、つい最近もこの危機が訪れました。

 今回騒動になった事件は下記の内容です。5chの記事の内容をそのまま引用します。


22日、ある米国のサイバーセキュリティ・ジャーナリストがこんなツイートをした。

8chanの現在の代表者が所有するネバダ州のホスティング会社と、ネットへの唯一の接続を提供するカリフォルニア州の会社は、それぞれの州の規制当局から見れば、機能していない企業です。つまり、ARINは22k以上のIPを合法的に取り消すことができます。

つまり、どういうことですか?

8chan(実際は8kun)の所有者とは、我らが5ちゃんねるの所有者でもあるジム・ワトキンス氏だ。

このツイートをした米国の元ワシントンポスト記者、ブライアン・クレッブス氏は、ジム・ワトキンス氏が所有する米国の彼の会社が幽霊会社と化しているので、その会社の所有するIPアドレスは、所轄のARINという北米などを統括する地域インターネットレジストリ (RIR)が全て無効にすることができるだろうと発言したのだ。

クレッブス氏はこのツイートに先立ち、同じ22日にある衝撃的なスクープ記事を発表している。

このクレッブス氏の記事の中には、ジム・ワトキンス氏の所有するIPを全て網羅する表が載せられている。

そういうわけで、もしARINがワトキンス氏のIPを全て無効にするという判断をした場合、5ちゃんねるも巻き込まれてオフラインになってしまうのだ!

これがもし、5ちゃんねるの最後となってしまったら、きっと多くのねらーが露頭に迷うことになるのではないかとねらーの仲間としては大いに心配するのです。



 しかしこの後、米フォーブス誌によると、何とか5chの閉鎖は逃れたようです。以下引用です。

米フォーブス誌が19日にこんな報道をした。

「QAnonの陰謀論で有名な匿名掲示板8kunが、この週末にDDoS(分散型サービス妨害)攻撃を受けてオフラインになったが、19日月曜に「ddos-guard 」というロシアの会社助けを借りてオンラインへ戻った」

 フォーブス誌によると、18日にサイバーセキュリティに関するジャーナリストのブライアン・クレブス氏が、QAnonとその関係を疑われている米国版匿名掲示板8kunに関する驚くべきスクープ記事を発表したという。

 クレブス氏によるとは、18日の夜にセキュリティ研究家のロン・ギルメット氏がインターネットサイトのホストをDDoSサイバー攻撃から守るサービスを行なっている米オレゴン州のCNServers社に電話をし、同社のサービスを受けているホストの中に悪名高い匿名掲示板8kunと全世界で支援者が急上昇している米国発陰謀論を展開するQAnonのサイトが多数含まれていることをCNServers社のオーナーへ伝えたところ、オーナーはその話にショックを受け、数分以内にこれらのサイトへのDDoS攻撃からの保護を外した。この措置により、8kunとQAnon関連のサイトはDDoS攻撃を受けオフラインとなった。

 日本の掲示板5ちゃんねる(前身2ちゃんねる)も運営するジム・ワトキンス氏が所持する匿名掲示板8kun(前身8chan)は、昨年2019年に起きた3つの憎悪による銃撃事件に関連したことで悪名が轟き渡り、白人至上主義、ネオナチ、反ユダヤ主義、児童ポルノ、憎悪による無差別銃撃殺人犯の犯行声明などの「表現の自由」を擁護する有害サイトとして次々とインターネットプロバイダーに追放されてきた。

 現在、8kunとQAnonのサイトはワシントン州バンクーバーにあるVanwaTech(別名「OrcaTech」)社のインターネットプロバイダーを介してWebに接続されている。同社のオーナーであるニック・リム氏は「言論の自由」を守ると公言しているという。VanwaTech社は、8kunとQAnonサイトを北アイルランドのベルファスト市で登録されているSpartanHostに登録しそこからDDoS攻撃からサイトを守るサービスとして米オレゴン州のCNServers社に保護を受けていた。今回、研究者ギルメット氏の電話によりCNServers社からDDoS攻撃の保護を失ったあと、SpartanHostは設定を変更してロシアのサンクトペテルブルク市に拠点を置くddos-guard.netに保護されるようにした。

 ロシアのddos-guard.netは、パレスチナの過激派ハマスの公式サイトや香港の民主化活動家を攻撃するウェブサイトHKLeaksなども顧客となっている。

 SpartanHost社のオーナーである25歳のリアン・マッカリー氏は、QAnonや8kunの理念を支持はしないがVanwaTech社は顧客として今後も維持すると述べている。

 サイバーセキュリティ研究者ギルメット氏によると、SpartanHost社とVanwaTech社の間には、プロバイダーにおける相互の接続が明示されない「プライベート・ピアリング」というビジネス契約がされているため、これまでその関係を知られることはほとんどなかったという。

 FBIは昨年、QAnonを潜在的な米国内のテロ脅威と認定し、QAnon信者がその信念によって動機づけられた暴力事件に関連していると指摘している。

 また別の記事ではこんなことが書かれていました。

 5ちゃんねるのドメインを持つN.T.Technologie社は、設立したネバダ州で登録が失効していたものの、このクレッブス氏のツイートにより気づいたジム・ワトキンス氏が再度登録を更新し、ジムが社長となることで無事IP失効の危機は去ったとのこと。


 その代わりに、今度はN.T.Technologie社の持つ児童ポルノのホストが明らかにされ、児童ポルノ配布の責任を問われる危機に!危機また危機!っていうか、はめられてんじゃねーのかジム?

 このような感じで、一難去ってまた一難といった感じでしょうか。この掲示板には世界的にみても犯罪の温床になりがちなところがあります。やはり匿名性があるのが大きな原因で、SNSとはその点が大きな違いになります。世界的に見てもこのような匿名性の高い掲示板についての取り締まりは厳しい方向に向かっており、日本でも5チャンネルは当局も定期的に犯罪の温床になっていないかチェックしているようです。犯罪の温床があまりにも酷くなると当然法律改正等によって閉鎖を余儀なくされる可能性もあります。

 また、別の懸念理由もあります。海外の管理になると、サイトが広告収入などによって設けることができるかどうかといったことが日本以上にシビアになります。いわゆるビジネス路線に乗れるかどうかにかかってきます。ビジネスにならない場合は運営側はバッサリ切ってしまうため、ある日突然掲示板が閲覧や書き込みできない日がくるかもしれません。また、日本では重要な掲示板であっても世界的に重要でない場合も閉鎖対象になってしまう場合もあります。運営しているものが多くなり、ビジネスに支障が出ている場合は全体を整理し、統合あるいは廃止といったケースも考えられます。

 現在、ブログの大半はこの5ちゃんねるのまとめを行っているブログで、閲覧者も多くランキングでも上位に入っているブログもたくさんあります。この傾向は日本だけではなく、海外でも同じよう状況で、海外でも有名な掲示板などをまとめたブログが存在し、日本と同様、閲覧者数が多くいます。
 しかし、この5チャンネルなどの掲示板がさまざまな理由から、次々とが閉鎖となると、ブログという存在も下降線をたどってしまうのではないかと思うところで、いずれはインターネット黎明期に流行ったホームページのように過去の「栄光」になってしまうかもしれません。時代とともにメディアの体系が変わってしまう大きな転換点に現在来ているのは事実なのではないでしょうか。私も含め、現在発信しているブログユーザーはこの先の状況をを見て、次なる新たな情報発信源の体系に挑戦しなければならない時期にきているかもしれません。