
現在Windows10ユーザーは段階的にOctober 2020 Update(バージョン 20H2)への変更が行われております。今更ですが、今回のWindows 10 バージョン 20H2の変更点を簡単にまとめてみました。
変更点を書く前に皆さんが大変気にしている大きな疑問があります。それは更新時間がどれくらいかかるかということです。前回のバージョン2004への変更の場合、長い更新時間がかかってしまったため、今回の更新に手を出したくない人もいると思います。安心してください。今回の更新時間はとても速いです。通常の月例アップデートと同じくらいの更新時間と思ってください。決して何時間もかかるわけではありません。アッという間に終わってしまいます。
Windows10の大きな更新は年2回ありますが、春のアップデートは大規模な更新となりOSの再起動を数回伴いますが、今回の秋のアップデートは「機能更新(Feature Updates)」ですが、OSの中心(コア)は春のアップデートと同様になるため、毎月の品質更新と変わらない短時間でアップデートが完了します。
今回のバージョン バージョン 20H2の変更点はどのような変更点になっているかご紹介します。
1.バージョンの表記が変わる。

今回のバージョンから表記方法が変わりました。以前のバージョンはバージョンアップする年月での表記(2004や1909など)でしたが、今回から年と回数で表記されます。そのため、今までからの表記だと2010といった表記になりますが、今回から20H2(20年の2回目)といった表記になります。
2.Chromiumベースの新しいブラウザ「Microsoft Edge」がデフォルトで利用可能


今までのWindows10に搭載されていた「Microsoft Edge」から新しい「Microsoft Edge」へと変わりました。以前の「Microsoft Edge」は「EdgeHTML」ベースで作られており、非常に使いにくいものでした。しかし、今回新たに搭載された「Chromium」ベースの新しい「Edge」は全く別物のブラウザとなりパフォーマンス等以前と比べ物にならないほどのブラウザとなりました。
実は私も以前から「Chromium」ベースの「Edge」を使っていますが、Google Chromeよりも快適に使用しています。それまでは「Firefox」や「Chrome」を使用していましたが、「Firefox」の場合、バージョンが変わるごとに不安定となったことと、「Chromium」は最近メモリの消費が多くなり、重たくなったことから、Chromiumベースの「Microsoft Edge」が一般公開された段階から切り替えています。


今回の「Microsoft Edge」、以前にもご紹介した通りですが、「Chromium」ベースで作られているためGoogle Chromeの機能拡張がそのまま使えるということです。また、裏設定もGoogle Chromeと同様の設定ができるためGoogle Chromeを使用している場合は違和感なく使用できます。
また、メモリの消費の問題についてはFirefoxのメモリを抑えるソフト「Fireimin」というソフトが「Microsoft Edge」にも対応しているため、古いパソコンでもこのソフトと併用して使用すれば、メモリ使用量を気にせず、ある程度快適にブラウズできると思います。
Fireiminリンク先
Fireiminリンク先
Download Firemin to optimize Firefox memory usage (rizonesoft.com)
ほかにも、MacやLinuxでも利用できる点や、OSをまたいで複数デバイスで設定を同期できる点などがあり、「Chrome」にはないWebコンテンツをメモしてWord/Excelへ出力する“コレクション”などの便利機能もあります。また、ブラウザのイメージを切り抜いて画像として保存できる機能もあります。
セキュリティアップデートに関してはOSのアップデートとは別に、セキュリティ修正が随時提供されております。また、他のブラウザと同様、6週間おきにメジャーアップデートが行われ、新機能がどんどん追加されております。
3.[Alt]+[Tab]キーの機能が強化、新たに「Edge」のタブも切り替えることができる。
今回のブラウザ「Chromium」ベースの「Edge」は以前の「InternetExproler」やEdgeHTMLベースの「Edge」とは違い、OSとは別の単体のブラウザとなっていますが、OSとの連携が優れています。今回のアップデートでは[Alt]+[Tab]キーでタスクを切り替える際、「Edge」のタブが5つまで候補に表示されるようになりました。
以前の[Alt]+[Tab]キーはデスクトップ上のウィンドウの表示しか出来ませんでした。しかし、今回から「設定」画面の[システム]-[マルチタスク]セクションで表示するタブの数を3つに制限したり、すべてのタブを表示するようにしたり、以前のように「Edge」のタブを表示せず、ウィンドウだけを列挙するようにシーンに応じたカスタマイズをすることができます。
今回、「Chromium」ベースの「Edge」が[Alt]+[Tab]キーの機能に追加された理由は、今までのパソコンを使った作業の場合、アプリケーションを使用していたものがほどんどでした。しかし、クラウドサーバーの普及などやインターネットなどの普及により、最近はWebブラウザーを使って作業をするのも増えています。そのため、Webブラウザーを使った作業環境を改善するために新たに「Edge」が[Alt]+[Tab]キーの機能に追加されたものと思われます。
4.タスクバーへのWebサイトのピン留め
上記の理由からWebブラウザーを使った作業環境を改善するためのもう一つの機能が追加されました。それがWebサイトをタスクバーにピン留めすることが出来る機能です。この機能はもちろん、「Chromium」ベースの「Edge」を使用していると使用できます。「Edge」を使用していて、たくさんのブラウザタブを開いていると、最初使用していた目的のタブが見つからなくなってしまう場合があります。そんなとき、とくに使用しているWebサイトをタスクバーにピン留めすることが出きます。そうすることによって当該サイトのタブだけをライブタイルで一覧できるようになります。
実際、ピン留めする場合は[…](メニュー)-[その他のツール]-[タスク バーにピン留めする]の操作だけで簡単にピン留め出来ます。
5.[スタート]画面タイルがテーマ対応になる。通知トーストもリフレッシュ

シェル関連のも一部改善なりました。「October 2020 Update」では[スタート]画面のタイルがOSのテーマに追従するようになりました。また、多くのアプリアイコンも従来のものよりカラフルなものに刷新されております。
また、従来の通知トーストから少し変化し、通知元のアプリケーションが記載されるようになりました。どのアプリから通知が送られてきたのかが分かるようになります。
6.新規アカウント作成時、使用用途に合わせてタスクバーを自動でパーソナライズ
今までは新規アカウント作成時はデフォルトのタスクバーでしたが、今回から新規アカウント作成時にゲームモードなのか、仕事モードなのかなどによってタスクバーを自動でパーソナライズされます。既存のアカウントには影響しないので、新たにゲームのアカウント、仕事のアカウントなどといった使い方が出来ます。
7.2-in-1デバイスのタブレット操作を改善

普段パソコンだけ使用している場合はこの改善は関係ありませんが、Microsoftが現在力を入れている主力商品「Surface」シリーズなどノートブックとしてもタブレットとしても利用できる2-in-1デバイスの操作を改善するといったものです。この機能では、タブレット状態に切り替えたときに自動でタッチに最適化されたユーザーインターフェイスへ変更されるというものです。これによって、わざわざ通知領域から「タブレット モード」へ切り替えなくても良くなるといったものです。
8.「コントロール パネル」の機能を「設定」アプリへ統合

今まで長く使用してきた「コントロール パネル」の機能が「設定」アプリへ徐々に置き換えられています。すべてのコントロールパネルの機能が設定アプリへ統合となっていませんが、バージョンアップを行うことによって徐々に置き換えられます。
ちょっとした変更になりますが、たとえば「エクスプローラー」で“PC”のプロパティへアクセスした場合、従来の「Windows 10」であれば「コントロール パネル」の[システム]画面が開きます。「October 2020 Update」では、代わりに「設定」アプリの[システム]-[詳細情報]セクションが開かれるようになりました。
9.「エクスプローラー」でシステムのプロバティやプログラムのアンインストールや変更の画面が開ける。
従来であれば「コントロール パネル」の[システム]画面から操作していた「システムのプロバティ」や「プログラムのアンインストール」などが、 .「エクスプローラー」から操作できるようになりました。これによって「デバイスの仕様」や「Windows の仕様」などの詳細情報がすぐに開けるようになり、しかもその情報ををクリップボードにコピーするためのボタンも新設されております。それによってオンラインソフトの開発者などに情報を提供することが簡単になっています。

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