
SSD搭載の場合、よく「プチフリーズ」(一瞬フリーズする)現象がありますが、ハードディスクを使用している場合でもプリフリースが起こる場合があります。このプリフリーズが起こることによってパソコン全体のパフォーマンスが低下することになり、特にちょっと古いパソコンにWindows10をインストールしている場合はシステムの割り込みやアプリケーションの立ち上げなどでCPUの使用率が100%になっている時間が長くなってしまいます。このハードディスクにおけるプリフリーズのの解決方法をご紹介します。

通常ハードディスクの場合、プリフリーズは起こることはないように思いますが、実はWestern Digital製のHDD(ハードディスク)を使用している場合、このプリフリーズ現象が起きます。
この原因はWestern DigitalのHDDには「IntelliPark」と呼ばれる省電力機能が搭載されており、この機能は通常8秒間以上HDDへのアクセスがなかった場合に磁気ヘッドを退避させて空気抵抗を減らすという省電力機能となります。そのため、再びハードディスクにアクセスを行おうとするとハードディスク内のヘッド復帰までに若干の時間がかかり、それが「プチフリーズ現象」となってしまいます。
この「IntelliPark」機能はあくまでも電力消費を少しでも抑えるための機能であり、デスクトップパソコンや現在のノートパソコンを使用している場合はこの機能のおかげで逆にパフォーマンスが下がってしまいます。ノートパソコンをバッテリーで駆動しているため電力消費を抑えたいという人もいるかと思いますが、現在のノートパソコンは昔のものと違いバッテリーが大容量になったことと、現在のWindowsの機能の中に電源プランで詳細な設定ができるためこの機能が逆に邪魔になります。また、この機能のおかげでハードディスク内の磁気ヘッドが何度も退避したり、復帰したりするためハードディスクそのものの寿命が短くなります。
D:ドライブなどサブのドライブでWestern Digital製のハードディスクを使用している場合は寿命はあまり短くありませんが、システムドライブ、つまりC:ドライブでWestern Digitalのハードディスクを使用している場合はこの機能を止めることをお勧めします。
まず、使用しているハードディスクがWestern Digital製かどうかを調べる必要があります。フリーソフト「CrystalDiskInfo」を使用すると簡単に調べることができます。「CrystalDiskInfo」は下記から入手できます。
リンク先:窓の杜 CrystalDiskInfo
インストール後、CrystalDiskInfoを起動すると次のような画面が出てきます。

この画面でシリアルナンバーが「WD」で始まっている場合、もしくはハードディスクの名前が「WDC」で始まっている場合はWestern Digital製ほハードディスクになります。
Western Digital製のハードディスクを使用している場合、IntelliParkを無効化するために「WDIDLE3」という専用のソフトを使用します。下記から「WDIDLE3」をダウンロードしてください。
リンク先:スモキンカゴーン WDIDLE3 for Windows(ブログ)
ダウンロード後、圧縮ファイルを解凍し、「wdidle3.exe」とうプログラムファイルをCドライブへ移動させます。この時、ウイルス対策ソフトが反応する場合があります。このソフトはレジストリを書き換えるために、ウィルスソフトと間違われてしまう可能性があります。解凍前にセキュリティソフトを一時停止させることをおすすめします。

「wdidle3.exe」をCドライブ直下へ移動したらコマンドプロンプトを管理者権限で実行します。
下記の順番でコマンドを入力します
cd/
プロンプトが「C:>」となります
WDIDLE3 /r
このコマンドで、物理ドライブ番号を調べます。少々フリーズしたような感じになりますが、待っていると表示されます。表示されたら
「Idle3 Timer is enabled and set to 8.000 seconds.」と表示されているドライブ番号を見つけ出します。
次にIntelliParを無効にします。下記のコマンドになります。
WDIDLE3 /d ドライブ番号
またフリーズしたような状態になりますが、レジストリを書き換えていますので少々待ちましょう。動作が終了したらプロンプトが「C:>」が表示されます。
動作が終了したらきちんと反映されているかもう一度確認します。
WDIDLE3 /r
変更したドライブが「Idle3 Timer is disabled.」になっていればOKです。
変更後はパソコンを再起動させます。これによってプチフリーズは解消されます。
なお、この操作後は 「wdidle3.exe」を削除しても問題ありません。
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